血連組のシーウーは、5年半のつとめを終えついに出所を迎えた。迎えがなく違和感を感じながら組の事務所帰ると、そこはケーキハウスになっていて衝撃を受ける。さらに亡くなったマヤ姐さんにウリ二つの千恵と名乗る女性も現れ、シーウーはますます混乱する。
組の解散を認めることができないシーウーは、血連組の復活をもくろむ中、稲重会から手を貸すと誘いを受け悩むように。一方、母親への恨みから組長らに反抗ばかりする千恵だが、組長から、母親が千恵に渡すはずだったという箱を渡される。
組長の言いつけで、夜遊びする千恵を連れ帰ったシーウー。千恵は、皆を傷つけるために現れたと言って困らせるが、その後高熱で寝込んでしまう。組長は看病しながら千恵との思い出を話し始める。翌朝、ケーキハウスに稲重会が取立てにやってくる。
千恵の大金を燃やしてしまったシーウーは、お金を稼ぐため用心棒として働くことに。アリーはそんなシーウーに責任を感じる。一方千恵は、燃えた現金を銀行に持っていき両替をお願いするが通らず、シーウーを呼びつける。少しずつシーウーを意識する千恵だが・・・。
千恵の大学入学のため、組長は大切な腕時計を売るようシーウーに指示する。組長の気持ちも知らず、千恵は相変わらずやりたい放題。ある日、千恵宛に実の父親から届いた大金が届く。手紙もないその封筒にショックを受けた千恵は、稲重会に誘拐しろと言って、自ら捕まる。
自分たちだけは千恵の味方であることを伝えたい組長は、ある計画を立てる。何も知らない千恵は、誘拐されたまま遊園地へ遊びに行く。しかし、その後‘狂犬’に本当に誘拐され拘束されてしまうのだった。行方を追う組長とシーウーだが・・・。
長澤まさみ
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