新キッズ･ウォー2

大月かおり (大河内奈々子) は威勢の良い中学教師。雑貨店を営む河合光一郎 (山下規介) の家に下宿している。その娘･花 (加地千尋) はかおりの学校の生徒だ。花は静岡に引っ越した初恋相手の矢吹大地 (内藤惟人) が戻ってきたこともあり、楽しく学校生活を送っていた。そんな暮らしの中、かおりは光一郎に再度プロポーズされた。しかし、花と弟の祐太 (高木優希) が亡き母を忘れられず結婚に反対。ある日、光一郎は中学で先生が卒業生に殴られたと聞き、かおりの事ではないかと心配になり一目さんに駆けつける。途中で転び怪我をしてまでも来てくれた光一郎に、かおりは感激する。そんなかおりへの熱い思いを持つ父を見て、花と祐太はかおりとの結婚を認めるのだった。翌日、店にきた少女が堂々と万引きをする。その少女は、かおりの実の娘だった。

万引き少女はなんとかおりの実の娘･桃子 (佐藤栞菜) だった。桃子は離婚した前夫との間の子で、夫とニューヨークにいるはず。かおりは訳を聞くが桃子は出ていってしまう。翌日、かおりは街で桃子が不良といるのを見つけ河合家に連れ帰る。桃子はかおりが光一郎と結婚すると聞き、冷ややかな態度。かおりは前夫と連絡をとり、彼が再婚してその相手との間に子供がいることを知り、桃子をひきとってほしいと言われる。その後、河合家を出た桃子は不良にからまれるが、大地に助けられる。かおりと花は大地の家に駆けつけるが、桃子はかおりを嫌って帰ろうとしない。その夜かおりは光一郎に「桃子をひきとるため結婚のことは考えさせて」と話すが、光一郎は「桃子ちゃんも一緒に暮らそう」と提案する。

桃子は花と祐太が、自分と兄弟になるのは嫌と言っているのを聞き、私も御免だと応酬。その後かおりは、桃子と二人で一緒に住もうと説得するが聞き入れられない。桃子はかつて自分がイジメられていた時、かおりが自分の生徒のイジメ問題に夢中で、桃子のことに気づかなかったことを恨んでいた。しかし結局かおりが桃子をひきとることになり、光一郎は独断で結婚式の日取を決めたのだ。そんなある晩、かおりは、光一郎に憎まれ口を叩く桃子をひっぱたく。桃子は悔しさを隠せなかった。その後、桃子はかおりの学校に入ることになった。花と同じクラスだ。桃子の初登校の日、桃子は花が貸してくれた制服を着ようとせず、派手な私服で教室に現れる。担任の岩本 (武野功雄) に注意された桃子は帰ろうとするが、花にとがめられ、彼女をひっぱたく。

翌日、桃子はしぶしぶ花たちのクラスに入った。かおりの授業では、皆が出来ない難しい数学の問題を解き、かおりを喜ばせるのだった。次の日、桃子は父親の市川邦彦の家に呼ばれるが、そこで金を渡され「これは手切れ金か」と悲しみのあまり怒りを爆発させる。一方、花は良平 (土屋シオン) と話し合い何とか桃子と仲良くなろうと努めるが邪険にされ、大ゲンカを繰り広げる。そんな中、かおりと光一郎の結婚式が行われた…。

かおりと光一郎は結婚式を挙げ、新たな生活が始まった。しかし相変わらず花と祐太、桃子はいがみ合っており、前途多難の予感。さて、学校でのかおりは、態度の悪い桃子に厳しく接していた。ある時、桃子は意地悪な男子生徒達にからかわれイラついているところをかおりに注意され、キレてしまう。いきなり非常ベルを鳴らし、バケツの水を廊下にぶちまけたのだ。かおりは訳を聞くが、桃子は心を閉ざす。そんな中、桃子は光一郎が肩の痛みに悩まされているのを知り、夕暮れ時に肩揉み機を買いに行く。それを知らないかおりは夕飯時にいなくなり皆を待たせた桃子を叱るが、桃子はふてくされた態度。かおりを困らせる桃子に、温和な光一郎もついに声を荒げるが…。

桃子 (佐藤栞菜) は夕食に遅れたことをかおり (大河内奈々子) と光一郎 (山下規介) に叱られ、ふてくされる。しかし、後にかおり達は桃子が遅れたのは光一郎に肩揉み機を買うためだったと知り、感激する。そんな中、学校では桃子がクラスメートの正男 (谷口新之介) と健二 (兼松一穂) からイジメられていた。突き飛ばされた桃子は怒って自分のシャツを破り、かおりに「あいつらが変なことをした」と訴える。かおりが正男達に聞くと桃子が自分でしたという。かおりが桃子を問いつめると、やはり自作自演だった。河合家ではかおりも光一郎も桃子にかかりきりで、特に光一郎は桃子に気を遣いっぱなし。花 (加地千尋) も祐太 (高木優希) も不満一杯だ。中でも祐太はテストで良い点をとったと光一郎に報告したいのに無視され我慢も限界に…!