女性カメラマンの小野寺あさひ (天海祐希) は、出版社の編集者と組んで仕事をすることが多い。今日も若い女性編集者のインタビューで撮影することになった。取材相手は新進のクラフトマン・矢野一志 (伊原剛志)。
あさひ (天海祐希) は別荘で渡辺 (原田龍二) に抱かれた。翌朝やってきたあさひの妹・若菜 (遊井亮子) の前では平静を装ったが、若菜は渡辺の心変わりに敏感だった。一方、人工受精の手術を受けた雪子 (水野真紀) は、陰性の結果に落胆していた。
渡辺 (原田龍二) は転勤でドイツへ旅立った。空港で吐き気に襲われたあさひ (天海祐希) は、妊娠の予感に呆然となった。一方、千波 (洞口依子) はついに望んでいた吉行 (蟹江敬三) の子を宿した。しかし妊娠を打ち明けた途端、吉行の態度は一変…。
あさひ (天海祐希) は家を出て、一人で出産することを決めた。両親は子供の父親を問うが、あさひは渡辺 (原田龍二) の名前を明かさなかった。一方、千波 (洞口依子) は吉行 (蟹江敬三) から手切れ金を突きつけられた。雪子 (水野真紀) は激しい腹痛に襲われ、病院に運び込まれた。
あさひ (天海祐希) は出産に備えてマンションで一人暮らしを始めた。千波 (洞口依子)、雪子 (水野真紀) と一緒にマタニティ教室に通い始めるが、シングルマザーに向けられる周囲の視線は冷たかった。そんなある日、雪子がドナーに会いたいと言い出し…。
あさひ (天海祐希) は男児、雪子 (水野真紀) と千波 (洞口依子) は女児を無事出産した。雄太郎 (北村総一朗) と京子 (丘みつ子) は、あさひの子供の父親が矢野 (伊原剛志) ではないかと疑っていた。女手一つで立派に育てていけると出産した3人だったが、周囲の偏見と育児の大変さを目の当たりにする。
天海祐希
Asahi
西荻弓絵
脚本