明治六十四年、東亰市。古書店を営む店主・雪村は、政府に仇なす者を秘密裏に抹殺する『鵺(ぬえ)』の処刑人の一人。雪村は『鵺(ぬえ)』の仲間である月城、花風と共に東亰城の完成披露祝賀会で慶喜暗殺を企む反体制派組織首領・蛇埜目の駆除を任される。祝賀会に潜入し手がかりを探る月城と花風。一方、地下道で待ち伏せる雪村。彼女の前に現れたのは蛇埜目が生み出した獣(けもの)異形(いぎょう)。青き血の力で変身した雪村は獣と対峙する。
盗まれた名簿を元に徳川政府の要人達が殺されていく。『鵺(ぬえ)』の中に裏切り者がいると踏んだ仁は、月城に裏切り者の捜査を、雪村と花風に金庫番・恭子の護衛を命じた。逃走中、雪村は自身の生まれ故郷・鴉森で起きた一族抹殺事件の真実が、恭子の頭の中にあると知る。その一方、雪村不在の古書店に姿を現した月城は、浅陽にとある薬を渡す。
金庫番の殺害を命じたのは仁であり、慶喜の要望だった。 やるせない雪村を月城は察するも、復讐の過程で浅陽の身に危険が迫ることを示唆、離別を助言する。揺れる雪村はある決断を下す。時を同じくして月城の調べで裏切り者が掃除屋だと判明。雪村・月城・花風の三人は掃除屋を呼び出す。
浅陽を連れ去ったのは仇敵・蛇埜目だった。雪村は浅陽を救出しに向かうも、仁に力ずくで止められる。雪村を抱え逃走する仁だが、裏切り者・月城に雪村を奪われる。蛇埜目の本拠地に連れてこられた雪村。蛇埜目との邂逅を果たした。雪村は激昂し、刃を向ける。
兄・健と共に死ぬことを選んだ雪村。だが健は浅陽の存在をほのめかし、雪村を庇い死亡する。 浅陽を連れて敵の本拠地から脱出するが、復讐を遂げ、兄を失った雪村は喪失感に苛まれた。その頃、花風は自身の妊娠を知り組織を抜ける事を決意する。雪村は未来に歩み出すその姿に心打たれるも、翌朝、ある死体を見つける。
雪村に飲ませた毒薬は仮死状態になる薬だった。浅陽は月城からの助言を思い出しながら、周囲を欺き、雪村と逃げるべく奮闘する。その頃、慶喜に呼び出された仁は、月城が持つ蛇埜目の新薬を奪い返し、新薬の材料である青き血を持つ雪村を献上するよう命じられる。
三森すずこ
Sawa Yukimura
蒼井翔太
Makoto Tsukishiro
Raychell
Elena Hanakaze
伊藤彩沙
Asahi Nakamura
小林親弘
Jin Kuzuhara