スコットランド “巨石神殿”の謎
視聴可能: FOD
スコットランドの最北端に位置するオークニー諸島に今、考古学者の熱い視線が注がれている。ストーンヘジより500年も前、約5000年前の新石器時代に造られたと考えられる巨大な石の「神殿」が発掘された。10以上の建物からなる神殿は、高さ3mの塀に囲まれていた。建物にはそれぞれ役割があり、儀式のための秘密めいた個室が設けられたものもある。儀式で使われた石器や600もの動物の骨も発見された。このように当時の人々の死生観にまつわる新たな事実が次々と発見されている。また、神殿の壁は当時としては珍しく赤い傾斜で塗られており、建築技術も極めて先進的なものであった。さらに神殿の周囲には人々の居住や墓が作られた。この「神殿」は、ストーンヘンジにも大きな影響を与えたとされ、人類の「信仰」が形成された道筋が解明できると期待されている。巨大神殿を再現したCG映像が視聴者を当時の精神世界にいざなう・・・。