圭子(中山美穂)は大黒海苔世田谷営業所に勤めるOL。ある朝、出勤の途中、さまざまな失敗をして、同じ電車に乗っていた若い男に笑われた。その夜、圭子は同郷の親友、サラ金会社勤務の妙子(相原勇)とビヤホールへ行く。そこで高校時代野球部選手だった哲雄(東幹久)と出会った。妙子の初恋の相手だ。圭子は本社から異動してきた友美(和久井映見)から、ある男性と付き合わないかと、電話番号が書いてあるメモを渡された。圭子は考えた末、電話。そして会うことになった。待ち合わせ場所にいたのはあの電車の男。俊平(柳葉敏郎)だった。
圭子(中山美穂)は電話の相手と渋谷で待ち合わせをした。そこにいたのは俊平(柳葉敏郎)だった。電車の中の圭子のドジぶりを笑ったあの男-。圭子は俊平に声をかけることができなかった。翌日、圭子は電話の男と会ったかと友美(和久井映見)に聞かれる。あいまいな返事。夕方、圭子は渋谷で偶然、親友の妙子(相原勇)が憧れている哲雄(東幹久)と出会った。哲雄はエレベーターの中で圭子に強引なキス。圭子と妙子がレンタルビデオショップにいると、俊平が入ってきた。圭子は店の隅に隠れる。妙子はなんとなく俊平と話すようになりすっかりうちとけて・・・。
俊平(柳葉敏郎)と電話で話をしている圭子(中山美穂)。俊平から名前を聞かれた圭子はとっさに「ナナです」と答えた。翌朝出会った俊平は圭子に、ナナのことを楽しそうに話した。妙子(相原勇)は俊平とデートすることになった。そして豊(石黒賢)は友美(和久井映見)にデートを申し込む。圭子と友美が会社を出るとスポーツカーに乗った哲雄(東幹久)がやってきた。二人はこれに乗ってカフェバーへ行く。そこでは俊平、妙子、豊が飲んでいた。みんなでにぎやかに飲みだした。俊平らの話題はナナのこと。ナナについて聞かれた圭子は困って・・・。
俊平(柳葉敏郎)が、圭子(中山美穂)のところに電話してきた。といってもこれはナナあての電話。会いたいという。しかし圭子はこれを断る。すると写真を送ってくれと俊平。翌日、圭子は同僚の知佳(船田幸)の写真をうまく手に入れ、これを俊平に送る。写真を送ってもらった俊平が、偶然にも知佳とバッタリ。これがナナかとびっくりする俊平。かなりイメージが違っていた。俊平は自分のことは何も言わなかった。その夜、ナナあてに俊平から電話。「もう電話するのをやめる」と言っている。しかし、結局、映画をみることに。
ナナがいるからつき合えないと俊平(柳葉敏郎)から言われた妙子(相原勇)は考え込んでしまった。ナナってどんな女の子か会ってみたくなった。それを聞いた圭子(中山美穂)は、もうこれ以上嘘をつけないと思った。そのことを友美(和久井映見)に話すと、無理にバラすことはないと反対する。結局、圭子の同僚真実(とよた真帆)がナナになりすまして妙子に会う。真実と会った妙子は「あなたから俊平さんをとる」と言い出した。俊平は風邪を引いて苦しそう。俊平からナナのところに、「来てくれないか」の電話。困る圭子。
圭子(中山美穂)は、ナナのことでケンカ別れした妙子(相原勇)のことが気になった。豊(石黒賢)に頼んで、妙子と仲直りしようと考えた。ビヤホールで圭子と豊が飲んでいた。俊平(柳葉敏郎)がやってきた。そして妙子も。妙子は圭子と俊平を見て、入り口でためらう。やっと妙子が席についた。圭子と妙子は仲直りどころかケンカを始める。困り果てる俊平と豊。ビヤホールを出た。小さな公園でバスケットボールに興じる俊平と豊。圭子と妙子も仲間入り。なんとなく仲直りした。圭子は、ナナは私と俊平に告白しようと・・・。