“死後はどうなるの?”シリーズ最終回では、死後の世界に執着する人類について探求する。臨死体験をしたデヴィッド。死んでも体に残るものがあると信じる医師のサム。ヒンドゥー教の輪廻転生の考え方を伝える僧侶のスワミ。古代アステカの人身御供と現代の“死者の日”の関係性に注目するエンリケ。デジタルで不老不死を追求するマーティン。彼らとモーガンが対話をする。
さまざまな聖書、そして現代人の思想には、暴力的な革命や批判的意見があふれかえっている。この世の終わりについて考えるモーガン・フリーマンは、死海文書を読み、謎めいた“獣の数字666”の解読を試みる。さらにハリケーン・カトリーナの生存者に話を聞き、仏教僧との瞑想を経験したモーガンは、この世の終末が意味するものは人類の精神的パラダイムシフトかもしれないと考え始める。
“神のアイデンティティーは何千年もの間、どう変化してきたのか?”。モーガン・フリーマンは神を理解するために、アメリカのメガ・チャーチから、神々が集うヒンドゥー教の寺院まで、世界各地を旅する。神聖な祖先と話すナバホ族の少女がいるニューメキシコ州や、イスラム教徒が実体のない神に語りかけるモスクがあるカイロにも。
人類の起源に迫るためモーガン・フリーマンが世界を旅し、“人類はどこから来たのか?”を問う。人類は神によって創造されたのか?それとも約138億年の時を経ながら進化したのか?モーガンは、バチカンでカトリック教会の代表者たちと、カイロではイスラム教の学者たちと、インドではヒンドゥー教の哲学者たちと、そして中央アメリカの熱帯雨林ではマヤ文明を探る考古学者と対話する。
“悪の起源は?”。モーガンは連続殺人犯に会い、悪事を働くに至った経緯を聞く。そして古代エジプトで現世での行いが来世に関わるという思想が生まれたことを知る。またゾロアスター教の善悪二元論がキリスト教の悪魔観に影響を与えたことや、ヒンドゥー教では、悪は祖先の苦悩した魂に起因すると考えられていることを学ぶ。
“奇跡とは一体何なのか?”。モーガンは、ビルの47階から落下し助かった男と会い、過ぎ越し祭で奇跡がユダヤ教の信仰の基礎であることを学ぶ。バチカンでは奇跡を起こすと聖人に列せられること、中国では道教における奇跡について知る。果たして奇跡は偶然の産物にすぎないのか?がんを克服したトムは祈りの力で回復したと語る。そしてモーガンは仏教徒が信じる奇跡について迫っていく。
モーガン・フリーマン
司会
プロデューサー
ロリー・マクレアリー
ジェームズ・ヤンガー
マイケル・J・ミラー