t＠gged／タグド

女子高生のローワンとヘイリーは、それぞれの夏を惜しみながら新学期を迎える。2人は親友だったが、ヘイリーに新しい仲間ができてから気まずい雰囲気になっていた。そんな2人のもとへ授業中に、見知らぬアカウント“モンキーマン”から「タグ付けされた」というメッセージが届く。タグ付けされた動画に写っていたのは、銃で撃たれる同じ年頃の少女。さらにもう1人、同じ高校のエリシアがタグ付けされていた。不安を感じたローワンは、イタズラだと笑うヘイリーを連れてエリシアに会いに行く。3人はそれぞれ人に言えない秘密を抱えて悩んでいた。

見知らぬアカウント“モンキーマン”からローワン、ヘイリー、エリシアの3人に真夜中の古モーテルへ来るようにと誘いのメッセージが届く。ローワンの姉ブリーはモンキーマンの別アカウントから投稿された動画の存在に気づく。その内容は何者かが彼女たちをつけ回し盗撮したものだった。さらに「来なければ秘密をバラす」と、彼女たちを追い込む画像とメッセージが届く。3人はそれぞれ不安を胸にモーテルへと向かう。

エリシアを目の前でさらわれ、助けを呼ぼうとするとローワンとヘイリーのもとに、モンキーマンから動画が届く。それは銃を突きつけられたエリシアが、誰にも言わないよう懇願するものだった。さらに、モンキーマンの正体を当てるよう指示するメッセージが届き、ヘイリーのロッカーには見覚えのない古いクマのぬいぐるみが入っていた。ヘイリーはエリシアの裏アカウントを見つけ、ローワンに報告。ローワンはエリシアの両親の死に関係があると考え、姉のブリーに相談する。一方、エリシアの様子が気になっていた高校教師のドーソンは、彼女の住まいを訪ねる。

モンキーマンからの予告動画のとおり、2つ目のヒントが届く。期待していたブリーの協力が得られなくなったローワンとヘイリーは、しかたなくエリシアの元カレであるアッシュの手を借りてエリシアの救出に向かう。モンキーマンの意図も正体も分からぬまま、学校へ戻ったローワンとヘイリー。彼女たちはそれぞれ新たな恐怖におびえる。カウントダウンのタイマーはいまだ止まらず、次のターゲットはヘイリーのようだ。

ショーンと一夜を明かしたことをローワンに打ち明けたヘイリー。だがローワンの批判的な反応にうんざりし、2人の間にはますます亀裂が。一方、エリシアは“そばを離れない”と言ったアッシュの気持ちに応えられず彼を突き放す。モンキーマンからのメッセージに緊張する3人だったが、学校集会でヘイリーに思わぬ形で災難が降りかかる。翌日のパーティーを前に、何としてもモンキーマンの正体を暴きたい3人は再びブリーに協力を求める。

ヘイリーは気持ちを落ち着かせるため、アッシュに連絡をする。ところが、待ち合わせ場所へ行ったヘイリーはモンキーマンの動画が本物だと知ることになる。ローワンと共にエリシアの家へ向かい、それぞれが持っている情報を出し合うことにするが、3人はお互いを信用しきれない。モンキーマンのメッセージによれば、学校集会で何かが起こるらしく、カウントダウンは残り48時間。ローワン、ヘイリー、エリシアの目には、誰もが容疑者に見えてくるのだった。