ソウルに到着してすぐに不快な事件を経験したジョンウ。いくつかの考試院(コシウォン)を周ってみたが、ジョンウが住むには家賃の高いところばかりで…。 一方、地区隊の巡査であるソ・ジョンファは猫の死体が発見されたという通報を受けて現場へと出動し、過去に発生した事件との関係を疑っていた。
小説家志望のユン・ジョンウは大学の先輩シン・ジェホが経営する会社に見習いとして働くことになり、ソウルに上京する。貧しいジョンウは考試院(コシウォン)と呼ばれる国家公務員を目指す若者が寝泊まりする施設を借りようと部屋探しをするが、ソウルの物価は高く、住む部屋がなかなか見つからない。そんな中、家賃が格安のエデン考試院という施設を見つける。しかし、そこに住む人たちはどこか変わった人ばかりで・・・。
自室で休んでいたジョンウは上の階で大きな物音を聞き、気になって考試院(コシウォン)内の探索を開始する。彼は4階に「女性専用」と記されたドアを発見し手をかけるが、丸刈りの男に邪魔される。丸刈りの男は4階はかつて火事が発生し、それ以来誰も住んでないと言う。一方、ウネ交番に勤務するソ・ジョンファ巡査は、住民からの通報により異臭のする黒いビニール袋の調査にあたるが・・・。
考試院(コシウォン)生活1日目の夜、ジョンウは廊下から聞こえてくる声で目を覚まし、部屋を出ると、チンピラのアン・ヒジュンと丸刈りの男が言い争いをしていた。丸刈りの男が勝手に自分の部屋に入り、何かを盗んだと主張するヒジュン。しかし、丸刈りの男は手首を賭けて潔白を証明したいと物騒なことを言う。すると同じ風貌の丸刈りの男がもう1人現れ・・・。ユ・ギヒョクの仲裁でケンカは収まるが、ジョンウの心は安まらない。
会社の歓迎会に参加したジョンウだったが、酒に酔ったジェホから学生時代に学費が払えず休学していた過去や、小説家になりたいという夢をバカにされ、さらに上司のパク・ビョンミンからも身に覚えのない注意を受けて苛立ちを募らせる。一方、囚われていたヒジュンは腕を縛っていたテープを解き、助けを呼ぶべく電話を掛けるが通話が途中で切れてしまう。仕方なく脱出を試みるのだが、ギヒョクに発見されてしまう。
ジョンウが屋上で涼んでいると、同じ考試院(コシウォン)に住む歯科医師のソ・ムンジョが親しげに話しかけてきた。自分と同じレイモンド・チャンドラーのファンだというムンジョに心を許したジョンウは構想中の犯罪小説の話をうれしそうにする。人当たりのよいムンジョにホッとしたジョンウだったが、自室の303号室に戻ると、開いたままだったはずのノートパソコンが閉じていることに気づく。
イム・シワン
Yoon Jong-woo
イ・ドンウク
Seo Moon-jo
イ・ジョンウン
Eom Bok-soon
イ・ジュンオク
Hong Nam-bok
パク・ジョンファン
Byun Deuk-jong