名料理長パイの死後、娘のカリンと息子のマオは協力して菜館『菊下楼』を守ってきた。そこへ、パイに逆怨みを抱くかつての弟子、ショウアンが新料理長の任命書を持って現われる。
ショウアンと新料理長の座を賭けた料理勝負を行うことになったマオ。審判をするリー提督が二人に出した勝負の課題は“六味一体”の幻の麻婆豆腐であった。
リー提督はマオを『菊下楼』の新料理長と認める前に一つの条件を出した。食の都である広州へ修行に行き“特級厨師”の資格を取ってこい、というのだ。
四等料理人の野菜番に任命されたマオ。一生懸命働くマオをなぜか先輩のサンチェは冷たく接する。メイリィによるとサンチェは上海の大きな店の跡取り息子なのだが、意地悪で根性なしだという。
陽泉酒家を破門になったサンチェだったが、マオとメイリィの協力を得て、もう一度青椒肉絲に挑戦する決意をする。ところがマオはチョウユに、店の掟が気に入らぬならお前も出て行けと言われてしまった。
広州の料理人たちの最大の催し、広州餃子大会が行われる。優勝すればその店の栄誉は中国中に鳴り響く。陽泉酒家でもチョウユが参加する事になっていたが、何者かによってチョウユはケガを負う。