ちょっと敏感でも大丈夫2020

ドウンの家にアヨン、ヘジュン、ミョンミンが集まる。ミョンミンはSNSで男性アイドルのミヌのセックス･スキャンダルを見つけるが、アヨンがそのアイドルの熱烈なファンであることをヘジュンは知っていた。ひと騒動起こると見込んだヘジュンの予想どおり、アヨンはスキャンダルに憤慨する。SNSにはミヌの行為を批判する投稿が続々とアップされるが、その渦中にアイドルのセックス擁護、プライバシー保護を訴えるドウンの意見が投稿され、SNSは大炎上。リアルタイムでアヨンとドウンの間でも口論が繰り広げられ、ヘジュンやミョンミンも巻き込まれる。

時は8年前。練習生のドウンはデビューが決まり大喜び。18歳の誕生日とデビューを祝おうと、ドウンの家にはアヨン、ヘジュン、ミョンミンが集まり、サプライズパーティーの準備をしていた。人気俳優カン･フンに車で送ってもらい帰宅したドウン。アヨンらに囲まれケーキのろうそくの火を消そうとした瞬間、無数のメッセージが届く。そこには男女のベッドシーンの映像があり、女性の顔はドウン。ディープフェイクだと訴えるが、記者も世間も信じてくれない。両親からも処女検査を勧められ、男性の被害者に比べて、女性はダメージが大きいと感じるドウン。そんな中、事務所の室長から呼び出しを受けるが…。

公務員試験を2か月後に控えたミョンミン。そんな彼に妹のミョンスンは彼氏と1泊2日の旅行に行くから親には友達と行くと言ってくれと頼む。だがミョンスンはまだ18歳の高校生。ミョンミンは妹が心配で快く旅行に送り出す気にはなれないが、友人のドウンやヘジュン、アヨンは今どきの高校生は自分たちとは違うから黙って行かせろと言う。堅物扱いされたミョンミンはミョンスンに頼まれたとおり、母親には友達との旅行だと伝えるが、ミョンスンの部屋でたまたま彼女のSNSを見てしまう。そこには彼氏の誕生日に初体験をプレゼントしようとするミョンスンの気持ちが書かれており、ミョンミンは驚愕する。

ヘジュンはアプリを通じて知り合った大学生のユナに会いに行く。ユナを一目見て気に入ったヘジュンはいきなりキスしようとするが、ユナは護身術でヘジュンを痛めつける。素直に謝るヘジュンに好感を持つユナ。その後2人はヘジュンの部屋に行き、いいムードになるが、1枚の写真がユナの目に入る。誰の写真なのかと聞くユナに、父親だと答えるヘジュン。その瞬間、ユナは思い切りヘジュンの首を締めつける。驚くヘジュンにユナはヘジュンの父に関する衝撃的な事実を伝える。その日以来ヘジュンは仲間と会ってもうわの空になるが…。

紹介された男性に会いに行ったアヨン。2人は性格診断の話をしながら徐々に距離を縮めていくが、アヨンが女子校育ちだと伝えると、男性はアヨンにフェミニストなのかと尋ねる。フェミニストだと答えるアヨンだが、その瞬間、微妙な空気が流れ、結局アヨンは振られてしまう。フェミニストと答えてなぜ振られるのか分からないアヨンは仲間と共にフェミニストが世間でどう思われているのかを検索するが、そこには自分たちの認識とは全く違うフェミニストに対する否定的な意見があふれていた。驚くアヨンは次に紹介された男性と会う時には、フェミニストではないと答えるが…。

ある日、寝ているヘジュンのもとに電話がかかってくる。発信者は「ジヒョン」。自由な出会いを追い求めるヘジュンは女性と会っても恋愛はしない主義。愛してると告げるジヒョンの電話をヘジュンは冷たく切り、着信拒否をするが、ある朝玄関先で封筒に入った陽性の妊娠検査薬を発見する。相手に心当たりはいないかと聞くミョンミンにすぐさま「3人いる」と答えるヘジュンにミョンミンらは驚く。ヘジュンは早速ジヒョンを含む3人の女性を呼び出す。検査薬の主を見つけようと躍起になるヘジュンにアヨンはいつになく強い口調で「見つけたらどうするの?」と詰め寄る。