野原に立つ赤いポスト。そのポストに手紙を投函しに来たハナ(ハン・ヒョジュ)は、不思議な男性ジェジュンに出会う。彼は、自分は天国にいる死んだ人たちに手紙を届ける"天国への郵便配達人"だと話す。信じないハナに対し、彼は郵便配達人のバイトをしないかと誘う。ジェジュンを手伝うことになり、人の心を癒す仕事に満足感を得るようになっていくハナと、そんな彼女を見守るジェジュンはお互い惹かれていくが、ハナには辛い現実が待ち構えているのだった...
ジョンフン(T.O.P)は三流大学に通いながらネットカフェでアルバイトをしている。いわゆるエリートである父親と姉はそんな彼を馬鹿にし「卒業しても就職は無理。つまりは負け組スタートだ」と言い放つ。ジョンフンはある日、バイト先の同僚ヨンエから突然デートに誘われ舞い上がる。一方で財閥の会長を父に持つミンソ(V.I)はネットカフェに通い、カメラでヨンエを盗み撮りしていた。ヨンエの友人ウニョン(ホ・イジェ)は母親の入院費を稼ぐために美容室の見習いとして働いている。ある日、ヨンエが溺死した姿で発見される。19歳の3人は取調べを受けることになり...
有名な若手建築家のカン・テプン(カン・ジファン)は、車の事故で一時的な視覚異常が起こる。そしてその晩、テプンは泥酔している女性ワン・ソジュン(イ・ジア)を見て一目惚れしてしまう。明るく料理上手だが容姿は今ひとつのソジュンだったが、テプンには絶世の美女に見えてしまっていたのだった。ソジュンもハンサムなテプンに魅かれ、2人は親密になるが、ある日ソジュンが出張から帰るとテプンの視覚異常が治っていて...
刑務所から出所した女性ミギョン(キム・ハヌル)は、列車で当てもなく南へ向かう途中、"最後の楽園 ハナ島リゾート"と書かれたチラシに心奪われ、その島へ赴く。しかし、そこは楽園とは名ばかりの寂れた島だった。彼女は偽名を使い小学校の給食室で働き始め、そこで出会った不登校の少女ファランの境遇と自身の過去を重ね、徐々に心を通わせる。小学校教師イルホ(チ・ジニ)は偶然ミギョンの素性を知るが、無条件に歓迎する。
大学時代のバンド仲間ジホン(シン・ソンウ)とユリ(イェ・ジウォン)の結婚式で久しぶりに昔のメンバー7人が集る。その夜、ジウォンとユリが経営するペンションに泊まりパーティーを開くが、突然1人の少女が訪ねてくる。彼女はパーティーに来なかったジョンヒ(チャ・スヨン)の娘で、先日交通事故で急死した母親の手紙から、顔も知らない父親がこのメンバーの中にいることを知り探しに来たというが...
大企業を経営する夫を2年前に亡くし、夫との思い出の場所であるスキー場を訪れたジヨン(イ・スギョン)。ひょんなことからサンウ(アン・ジェウク)と知り合い夕食をともにする。そこへソンへ(カン・へジョン)という女性が訪ねてくる。幼いころ近所に住んでいたと親しげに言うが、ジウォンはどうしても思い出せない。ソウルに戻ってからも連絡を取り合うジヨンとサンウ。一緒に出席したあるパーティーで偶然ソンへに出会うが、ソンへに不信感を抱くジヨンに相談されたサンウはソンへを尾行することに...