電波女と青春男

高校2年生の男子・丹羽真は、両親の海外赴任に伴い、都会で暮らす叔母・藤和女々の家で暮らすことになった。女々には夫も子供もいないと聞いていた真は、女々が仕事で出かけている間は誰にも干渉されず、気ままな暮らしを満喫できると期待する。だが、藤和家の玄関をくぐるや否や、真の期待は打ち砕かれることに。なぜかそこには、女々の娘・エリオが、布団から足だけ突き出た簀巻き状態で転がっていた。

美少女だが、自らを宇宙人と称する重度の電波女･エリオ。彼女との同居が始まった真は、クラスメートの女子と青春を楽しんでいた。ある夜、真はエリオと出掛けた海岸で、エリオが宇宙人と自称するきっかけを知る。

エリオには半年に及ぶ謎の失踪期間があり､その間の記憶を失っていた｡真はエリオに挑発的な言葉を投げつけ､現実と向き合わせようとするが･･･｡(C)入間人間/アスキー･メディアワークス/『電波女と青春男』製作委員会

真は､青春っぽい体験をする度に獲得できる"青春ポイント"を､独自の基準と計算により集めていた｡真はエリオの妄想を打ち砕くため､一緒に崖から海へダイブする｡(C)入間人間/アスキー･メディアワークス/『電波女と青春男』製作委員会

40歳の誕生日が来た女々。エリオに誕生日プレゼントをもらい喜んだ女々は、去年祝えなかったエリオの誕生日を明日に計画する。翌日、気持ちを改め地球人として家事をしたエリオは、真に社会復帰したいと言う。

エリオは商店街の駄菓子屋･田村商店で働き始める。流子と、流子の友人･ミッキーが来店するが、二人はエリオの奇行ぶりを見て悪印象を抱く。そして、前川さんが真の部屋に遊びに行くと知り、動揺する流子は…。