漫画家おざわゆきは高校1年でプロデビューしたが、連載も途絶え、40歳を過ぎて崖っぷちに立たされていた。2006年、父・昌一の「シベリア抑留」体験をマンガにしようと考える。ところが父の話は、「寒さ・重労働・飢え」など想像をはるかに超える過酷さで、ゆきは、心身ともに打ちのめされた。それでもなんとかマンガにして後世に伝え残そうと、夫・博光の励ましを得ながら、2年以上をかけて懸命に描いていく。すると…。[FICT](C)NHK
漫画家のおざわゆき(木村多江)は、50歳を目前に初の連載マンガを手がける。テーマは、当時12歳の少女だった母の戦争体験。さっそく、編集者の佐藤(桐山漣)とともに、名古屋に住む母・あい(吉行和子)を取材する。当時も恋愛や家族のだんらんがあったことに、ゆきと佐藤は驚くが、それも、空襲で一変する。火の海と化した街…。だが、あいは、家族とともに必死に生き抜いていた。漫画を織り交ぜて描く新感覚ドラマ。[FICT](C)NHK
マンガ家の陽太(濱田岳)は、連載を打ち切られ窮地に立っていた。そんな中、先輩の海斗(津田健次郎)とふらりと入った居酒屋で、女将の栄子(草笛光子)から興味深い話を聞く。太平洋戦争中、栄子の家族は鹿児島県知覧で特攻隊員たちに食事を振る舞う食堂を切り盛りしていた、というのだ。「ぜひマンガにしたい」と、陽太は栄子に協力を依頼する。栄子が語るのは、これまで陽太が全く知らなかった特攻隊員たちの素顔だった。[FICT](C)NHK
千石健人(中村蒼)は、田舎町で食堂を営む相模弥生(斉藤由貴)から、グルメサイトの記事についてクレームを受け苦境に立っていた。そんな時、会社の先輩で歴女の岸野凛子(橋本マナミ)から、「史上最も失敗し挽回した武将」と称される仙石権兵衛の存在を教えられる。くしくも姓は同じ「センゴク」。興味を持った健人は、権兵衛の生きざまから、リーダーとしての心得を学び、自分らしい生き方を考えるようになる。[FICT](C)NHK