ナオミとカナコ

直木賞など数々の受賞歴を誇るベストセラー作家・奥田英朗の原作(幻冬舎)をドラマ化、広末涼子、内田有紀の共演で話題の木曜劇場『ナオミとカナコ』は、望まない職場で憂鬱(ゆううつ)な日々を送るOLの小田直美(広末涼子)と、夫のひどい暴力に耐える専業主婦の服部加奈子(内田有紀)が、DV夫を排除すべく、タッグを組む物語。受け入れがたい現実に追いつめられた二人が下した究極の選択・・・「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」・・・復讐か、サバイバルか、自己実現か。二人の女は運命を共にし、一蓮托生(いちれんたくしょう)のバディとなって、ひとりの男を殺す計画をたてる。先の読めないドキドキの展開、幾重にも張り巡らされた伏線、カラッと胸のすく痛快なエンターテインメントだ。