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泣くな、はらちゃん
2012
視聴可能: Hulu
漫画の世界に住む一人の男が、「現実」の女性に恋をした……。目が覚めたら、そこは「現実」でした。太陽はあたたかく、風はそよぎ、星はまたたく。水は喉をうるおし、火は熱く、花はかすかな匂いを放ち、そこに集う虫たちは羽音を奏でる。そんな「現実」で、あなたに恋をしました。だから、あなただけのヒーローになります! この「現実」に存在する人間じゃないけれど――。はらちゃんより。
2012
エピソード1
泣くな、はらちゃん
安い居酒屋で酒を飲み、クダを巻く男・はらちゃん (長瀬智也)。それが、はらちゃんの設定だ。はらちゃんが住んでいるのは、紙の中。彼は、漫画の主人公なのである。漫画を描いているのは、かまぼこ工場で働く女性・越前さん (麻生久美子)。日々の生活で溜まった恨み辛みをこめて、日記代わりにこの漫画を描くときが、彼女にとってホッとできる時間なのだ。恨み言ばかり言わされて、なんだかモヤモヤしていたはらちゃんは、自分たちの世界を作っている“神様”の機嫌が良くなれば、自分たちの住む世界がもっと明るくなると知る。そしてある日、奇跡が起こる。
エピソード2
泣くな、はらちゃん
「越前さんに会いたくて仕方がないんです」はらちゃん (長瀬智也) は、漫画の世界に戻って来てからも、越前さんのことばかり考えていた。なんだか、どよーんとした雰囲気のはらちゃんに、漫画世界の面々もうんざり気味。一方、越前さん (麻生久美子) は新作かまぼこのアイディア募集の告知ポスターを描くように命じられていた。渋々ポスターを描き始めた越前さんだが、「やるならちゃんとやれ!!」と清美 (忽那汐里) に罵倒され、更には越前さんと清美のどちらのポスターが採用されるか勝負だと、一方的に宣戦布告されてしまう。戸惑う越前さんの前に、再び現実世界へと飛び出したはらちゃんが現れる。
エピソード3
泣くな、はらちゃん
「越前さんと両思いになります!!」そう宣言するはらちゃん (長瀬智也) だが、越前さん (麻生久美子) は、「私は恋なんかしません」と漫画ノートに書き綴る。現実の世界に飛び出したはらちゃんは、まったく諦めることなく、越前さんと両思いになるべく奔走する。一方、越前さんは、工場の新作かまぼこアイディア募集で、清美 (忽那汐里) から勝負を挑まれていた。勝負に消極的で、すぐに諦めてしまうことを非難される越前さんだが、「諦めるのって悪いことじゃないと思います」と主張する。そんな越前さんと両思いになる方法を、はらちゃんは百合子 (薬師丸ひろ子) に聞く。越前さんに恋はまだ早いかもしれない、と言う百合子。「自分をもう少し好きになれないと、越前さんは恋に進めない。すぐに諦めちゃうし…」そう聞いたはらちゃんは…。
エピソード4
泣くな、はらちゃん
「この世界は…越前さんが描いている漫画の中なんです」自分の住む世界が漫画の中だと気づいたはらちゃん (長瀬智也)。しかし、そんなことを言われても理解のできない漫画世界の住人達は、はらちゃんの言うことを全く相手にしてくれない。越前さん (麻生久美子) に聞いてみようと決意したはらちゃんは、再び現実の世界に飛び出すチャンスを待つしかなかった。一方、現実の世界ではもうすぐバレンタイン。そわそわしている田中くん (丸山隆平) や清美 (忽那汐里) の中、越前さんも、はらちゃんの事が気になっていた。そんな心の中を百合子 (薬師丸ひろ子) に見抜かれてしまった越前さんだが、再び現れたはらちゃんにも素直になれず、ついつい突き放してしまう。そんな中、越前さんが風邪で仕事を早退したと聞いたはらちゃんは…。
エピソード5
泣くな、はらちゃん
自分が漫画に描いたチョコを持って現れたはらちゃん (長瀬智也) を目の当たりにして、ついに、はらちゃんが漫画の中の人物だという事を知ることになる越前さん (麻生久美子)。簡単に信じられる話では無いのだが、実際に目の前でノートから飛び出したり消えたりするはらちゃんの姿を見て、戸惑う越前さん。「少し一人で考えさせてください! ごめんなさい!」と、ノートを開いてはらちゃんを漫画の中に帰してしまう。再びはらちゃんが現実の世界に飛び出してきても、越前さんは田中くん (丸山隆平) と玉田 (光石研) にはらちゃんを預け、そそくさと去って行ってしまう。そんな中、はらちゃんと共に現実世界に飛び出していたマキヒロ (賀来賢人) は、偶然出会った清美 (忽那汐里) に一目惚れ。自分の事を綺麗だと言ってくれるマキヒロに清美は…。
エピソード6
泣くな、はらちゃん
「越前さん、私と結婚しましょう!!」ついに、はらちゃん (長瀬智也) の事が好きだと告白した越前さん (麻生久美子) だが、突如かまぼこ工場の「工場長代理」を押し付けられ、再び不満が最高潮に。久々に溜まったストレスを、漫画にぶつけようとする越前さんは、何となくはらちゃんを描きにくく、ユキ姉 (奥貫薫) を主役に漫画を描く。おざなりにされたはらちゃんはショックを隠しきれない。また、たまちゃん (光石研) に出番を奪われた笑いおじさん (甲本雅裕) も怒りを爆発させ、漫画世界は乱闘にも似た大喧嘩となる。そんな中、清美 (忽那汐里) が越前さんのもとへ、「マキヒロ (賀来賢人) に会わせて」と頼みにくる。夜のかまぼこ工場ではらちゃんとマキヒロを呼び出すと、清美はマキヒロと、越前さんははらちゃんと、それぞれにデートへ向かう。