夏の香り
心臓病のへウォンは校庭で走り回る健康な学生たちを羨ましそうに見ていた。その時、突然雨が降り出し、胸を押さえて倒れてしまう。雨が降り出した大学のキャンパス。ミンウは雨宿りをしようと建物の軒先へ走り、そこでウンヘと出会い、恋に落ちる。しかし、ウンヘはミンウとの結婚式の日に、交通事故で突然この世を去ってしまった。 そして、数年後・・・。
ミンウは初恋の相手と同じことを口にするヘウォンに驚く。へウォンも胸の鼓動を抑えきれない。二人は山小屋で一晩を過ごし、次の朝、山を下りる。へウォンの婚約者が迎えに来てミンウと別れるが、ヘウォンは彼のことが気にかかってしようがないのだった。
ミンウとヘウォンは茶畑で偶然に再会する。このお茶畑に来るのは初めてなのに、なぜか初めてじゃないような気がすると言うヘウォン。ソウル行きの最終列車の時間に何とか間に合った二人。しかし、なんと切符は売り切れだった。ミンウは自分のために買っていた切符をヘウォンに渡し、ヘウォンだけ先にソウル行きの列車に乗った。ヘウォンが列車の中でうたた寝をしていたら・・・。
ヘウォンはジョンアらと一緒にミンウの野草園へ。明け方、ミンウとヘウォンがキスしているのを見たジョンアは二人に問いただすが、誤解だったことがわかる。いい友達になりましょうと約束したミンウとヘウォンだったが、心の片隅に未練が残るのだった。リゾートのリノベーションの仕事を一緒にしているミンウとヘウォン。ミンウは彼女をオペラに誘う。ヘウォンは迷っていたが、友達だからと一緒に行く事に。
ジョンジェはミンウに昔の恋の事は忘れて新しい恋を受け入れろと勧める。ミンウはヘウォンへの気持ちがどんどん膨らんで行くのを感じていた。山で撮ったミンウとヘウォンの写真を見つけたジョンア。驚いてミンウを問いただす。なぜ話してくれなかったのか、どういう仲なのか。挙句の果てに、ジョンジェに全てをばらすと言うのだった。ヘウォンはジョンジェに山であった事を全部話す。
ミンウの気持ちを知ってしまったヘウォンは、彼を避けるように。わけがわからないミンウは彼女の機嫌をとろうとするが・・・。ジョンジェたちはリゾートの商店街を建て替える計画を発表。商店街の反発は激しくなり、ミンウとジョンジェは対立、ヘウォンもジョンジェの肩を持つ。ジョンジェの両親がやってきて、その席にヘウォンはわざとミンウを呼び、自分がまるっきりジョンジェの家族の一員であるかのように見せる。