素行の悪さから施設へ送られたルトガーは、軍へ入隊を希望し最悪の事態を回避。陸軍士官学校へ入学する。一方、軍の司令官ワルマが主導し、親ロシア派分離主義者ティトフが逮捕された。国防大臣にも知らせず実行されたこの出来事は、オランダとロシア間の軍事的緊張を急速に悪化させる。

ルトガーは仲間のフースとレイラと厳しい訓練を耐え抜き、陸軍士官学校を卒業。パイロット資格取得のため、陸軍飛行訓練所へ学び舎を変えた。一方、国際刑事裁判所ICCへ出廷のため、ハーグへ移送されたティトフは、ロシアとの親密関係を示唆することで、オランダ政府に揺さぶりをかける。

ロシア爆撃機を排除したルトガー。政府に有罪にされそうになるも、ワルマ司令官の計らいで無罪に。一転、英雄として祭り上げられるルトガーだったが、記者ジュリアの取材対象となってしまう。そんな折、訓練生たちはＦ-16戦闘機の操縦訓練のため、アリゾナ州の米空軍基地へ向かう。

飛行訓練中にデニスが行方不明になり、フース、レイラと捜索に出たルトガーだったが、発見への手がかりすら見つからず焦るばかり。そんな中、自分たちを取り巻く環境の現実を突きつけられたルトガーたちは、偶然見つけた無人のバーで互いの悩みや葛藤を打ち明け、絆を深めていく。

デニスの葬儀のため母国に戻ったルトガーを待ち構えていたのは、疎遠だった妹メラニーだった。過去の事件を記者に漏らしたのが妹だと確信したルトガーは、怒りの余り拒絶。居場所を知られ宿泊中のホテルを出ようとするが、ワルマ司令官の家で開催されるパーティーへ連れ出されることに。

軍の圧力によって自身のスキャンダル記事は差し止められ、安心するルトガー。その後、シリアの任務に派遣される軍人の選出が始まった。レイラが外されると危惧したルトガーは、ワルマ司令官に直接取引を持ちかけるも、逆に不興を買い差し止められていた記事をマスコミに流されてしまう。