エピソード1
第1回
一流商社・総和物産の先端材料事業部で働く美山悠一(AKIRA)は、同じ会社の経理部で働く心優しい妻・なつみ(仲間由紀恵)との結婚式を控え、熱心に仕事に打ち込む日々を送っていた。悠一が開発を進めていた“奇跡の素材”と呼ばれる繊維プロジェクトについて、上司の折田忠(神尾佑)から、全社を挙げてバックアップすること、そしてその素材の研究者である小野寺教授(長谷川初範)を顧問に招き、悠一にプロジェクトの責任者として新会社を任せることを伝えられる。小野寺は20年前に亡くなった悠一の母の葬儀以来、姿を消した悠一の父だった。複雑な思いを抑え、あくまでも仕事の相手としてふるまう悠一。そんなある日、出社した悠一はライバル社のミレ・パシフィックが総和物産と同じ方法で同じ繊維プロジェクトの実験を始めた、と知らされる。ミレ・パシフィックからヘッドハンティングを受けていた悠一は、社内で情報漏洩を疑われ、一方的に謹慎を言い渡される。混乱の中、小野寺の研究室へ向かうと、父の姿はなく、開発中の重要なデータが入っているパソコンがなくなっている様子を目にして驚く。さらに悠一は何者かに襲われ、車に連れ込まれてしまう。
35分 · 2013年10月19日
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