リディア帝国の追っ手から逃げ続ける“氷結の魔女”クロエとその弟子アドニス。よき隣人だった魔女は今や人類の敵と見做され、2人は平穏な生活を求め魔女に寛容な国を探していた。逃亡生活の中、2人は互いの“想い”を吐露するも、突然謎の力に包まれ…!?
魔女狩りから10年後――。奴隷の少女ドロカにより、偶然にも封印から解き放たれたアドニス。羽根筆を奪還したアドニスは、記述式召喚魔法によって帝国首都に混乱と災禍をもたらす。「さて殺すか。国民全員」。復讐を果たすべく、人類への蹂躙を開始する…。
クロエを生き返らせるという衝撃の提案をアドニスにするも、敵の狙撃で倒れたドロカ。一縷の望みが潰えたアドニスは怒りに任せ、様々な術式を展開する。一方、帝国軍はかつて魔女狩りの際に魔法を無効化した、魔法光子抑制装置を再起動させようとしていた。
瀕死のアドニスが目を覚ますと、そこは楽園のような「魔女の国」。長であるオフィーリアは、クロエとの思い出や魔女の神秘を語るのだった。自身の記述式召喚魔法で、クロエが蘇る…。愛する人を取り戻すための鍵となった魔女の愛弟子は、復活の儀式に臨む。
クロエは復活ならず。その目論見が外れ困惑を隠せない魔女たちは、口々にアドニスを非難する。だがアドニスの決意は固く、オフィーリアは剥き出しの敵意と本性をあらわに…。そんな中、魔女の国に異常事態が発生。謎の光が浮かび、招かれざる客がやってくる!
リディア帝国保安局局長・ヤマトとの熾烈な戦い。アドニスの絶体絶命の危機を救ったのは、ドロカの愛の魔法「束縛」だった。周囲の動きを封じたドロカは、「仲直り」を提案する。戯言のような提案に激昂する両者を尻目に、それでも信念を貫くドロカだが…!?
石川界人
Adonis
和氣あず未
Doroka
白石涼子
Chloe
日野聡
Yamato
遠野ひかる
Yuki