岸川直子 (倉科カナ) は地味で冴えない31歳独身の下着販売員。ある日、撮影現場へ下着を届け、韓国人カメラマン、イ・ジウォン (カイ (EXO)) と出会う。直子はトラブルを回避してジウォンを助けたお礼にご飯に誘われることに。思いがけない展開に動転した直子は、家族のことで見えを張り、小さな嘘をついてしまう。そして、その帰りに2人は直子の家族と遭遇し、直子のついた嘘がバレてしまい…。
ある日、直子はジウォンが消費者金融に入っていくのを目撃してしまう。理由を聞くとジウォンは夢を叶えるためにお金が必要だと話す。困っていることを知った直子はジウォンの夢のために自分も力になりたいと貯金から250万円を貸してしまう。それを知った順子(古畑星夏)たち家族は、ジウォンが結婚詐欺師で直子は騙されているのではないかと疑い始める。一方、母の須江(高畑淳子)は家族のある秘密を見つけてしまい・・・・・・。
ある日、きらびやかに着飾った集団のポートレート撮影をするジウォンは、カメラの前に立った人物の正体に気付き、衝撃で言葉を失ってしまう。その瞬間、一目散に逃げる被写体をジウォンは必死に追いかける。ようやく捕まえたとき、その人物がずっとひとりで抱えていた寂しさを静かに語り始める。ジウォンは自分の話をして、相手の心に寄り添っていくのだった。そして、その人物が秘密を打ち明けるために奔走するのだが・・・・・・。
順子と直子のけんかはつかみ合いに発展。順子が家を飛び出したそのとき、玄関に刑事が訪ねてくる。順子が警察に連れて行かれて取り調べを受ける中、刑事たちに自分の責任だと土下座する周次(佐野史郎)。そんな格好悪い姿の父を見て、みっともないと見下す順子に、直子は手を上げて厳しく叱責する。不器用ながらも、崩壊していた岸川家がゆっくりと再生していく姿を見ながら、ジウォンの胸にはある決意が芽生えていた・・・・・・。
ジウォンが、故郷である韓国の済州島に帰ったことを知った直子は、ジウォンを捜しに済州島へ向かう。必死で捜してようやくジウォンに会うことができた直子は、自分の想いをぶつけるが、ジウォンはそっけない態度で突き放す。失意で号泣する直子は、思わぬ形でジウォンの悲しい秘密と、ずっと彼がひとりで抱えていた苦悩を知ることになり・・・・・・。
カイ
出演者