中学生活最後の夏、双葉翔太郎は、ふと訪れた体育館で「男子新体操」と出会う。翌年、私立蒼秀館高等学校(=アオ高)に入学し、男子新体操部の門を叩いた翔太郎を迎えたのは、個性的な先輩たちと、同じ1年であり中学男子新体操のスターだった美里良夜。先輩たちと美里に見守られ、さっそく「バク転」に挑戦する翔太郎だったが……。
生まれて初めてのバク転を成功させた翔太郎は、男子新体操部への入部を決意する。チームワークを高めるため、他の部員と共に寮生活を始めた翔太郎。6人揃っての団体戦に参加するためのテストに向けて、経験者である美里から指導を受けることに。テストまで1週間という限られた時間の中で、翔太郎の特訓が始まった。
1週間の特訓を乗り越え、団体戦に参加するためのテストに合格した翔太郎。ようやく新体操選手としてのスタートを果たしたのも束の間、アオ高のライバル高である、私立白鳴大学附属高等学校(=シロ高)との合同合宿が決定する。素人ながら何とか他のメンバーに追いつこうと、公園で練習する翔太郎の前に、不思議な少年が現れる。
シロ高の圧倒的な演技を見せつけられた、アオ高新体操部の面々。合同練習でも息が合わず、散々な結果となってしまった。意気消沈するアオ高メンバーたちに、監督の志田周作はアドバイスを授ける。彼の言う「立ち止まって空を見上げる」という言葉の意味とは、いったい……?
シロ高との合同合宿も、ついに最終日を迎えた。帰りの時刻まではまだ時間もあるということで、月雪ましろの提案により、生徒同士の交流を兼ねてのレクリエーション「かくれんぼ」がはじまった。お互いに鬼を出しての対抗かくれんぼは、どんどんエスカレートしてしまい……!?
完成した新ユニフォームを身にまとい、ついに県大会に挑むアオ高男子新体操部。翔太郎にとっては、これが初めての公式戦。いくらイメージトレーニングをしても、緊張と不安が拭えない翔太郎に、志田はとある言葉を投げかける……。
土屋神葉
Shotaro Futaba
石川界人
Ryoya Misato
小野大輔
Masamune Shichigahama
近藤隆
Keisuke Tsukidate
下野紘
Nagayoshi Onagawa