火神の涙

「火神の涙」は、2019年度の金鐘奨で最多6部門を受賞したドラマ「悪との距離」のプロデューサーであるタン・ションロンと、本作の脚本家の1人でもあるリー・ジーチェンが共同プロデューサーを務め、人間性の描写と社会問題への配慮を得意とするツァイ・インジュアンが監督・脚本を務めた、消防隊員をテーマとした社会派ドラマの話題作。 消防士を題材にした本作は、消防士が火災現場や救命の現場に直面するたびに垣間見る、人間の本性や社会の様子が描かれ、消防士という職業の人知れない苦悩が描かれている。また、臨場感あふれる火災現場、救助シーンに加えて、本作では消防隊員の日常生活や家庭での様子など、その彼ら一人一人の人生模様が丁寧に描かれている秀逸なヒューマンドラマ。