ガンダーラミュージックの新人A&R澄空つばさは、3グループ10人で構成されるアイドルユニット「B-PROJECT」の担当となる。歌番組のリハーサル現場で初対面を果たしたつばさは、ひとクセもふたクセもあるメンバーにさっそく翻弄される。次の現場は、グループのひとつ「キタコレ」の新曲レコーディング。北門と是国の歌声に魅了されるつばさだったが、曲の途中で違和感に気づく。
「THRIVE」新曲制作会議にて、金城は曲の軽いアレンジに納得がいかず不満を口にする。金城はアイドルとして必要以上に媚びる意味を見いだせないでいた。そんな時、「THRIVE」にアイドル雑誌『キスアンドハグ』のグラビア撮影の仕事が入る。ネコ耳をつけたニャンニャンポーズを強要する編集長『ヨーコ鈴木』のオーダーに対し、阿修と愛染は割り切って対応するが、金城は我慢できず、現場から飛び出してしまう。
「MooNs」は『お星さまカレー』のCMロケ撮影で山奥のキャンプ場に来ていた。初めてCMで曲が使われることもあり、メンバーはモチベーションも高く、和気あいあいと臨んでいた。監督の二ノ宮は期待を寄せていたが、現場スタッフは懐疑的だった。陰口を聞いてしまったつばさは、この仕事を通じてスタッフ全員に「MooNs」の良さを認めさせたいと願う。しかし、順調だった撮影に、突如問題が発生する。
大型野外ライブイベント『RAIZINフェス』に出演する「B-PROJECT」。前日リハも万全にこなしリラックスムードで迎えた当日、舞台装置の設置場所が変更されたことを伝えられ、予定していたステージフォーメーションが組めなくなる。その対応を巡り、ユニットとグループのはざまで考え方に食い違いが見えはじめるメンバーたち。次から次へと起きるトラブル。開演が迫る会場上空には、暗雲が立ち込めていた。
『RAIZINフェス』をきっかけに「B-PROJECT」は注目されるようになる。仕事も増えはじめ、メンバーは10人ユニットでの活動に前向きになっていた。大御所俳優『松蔵健三』の愛人スキャンダル記事が週刊誌に掲載される。実の父親である松蔵のゴシップ騒動に内心穏やかではない是国。松蔵ネタを追っていたパパラッチの執拗な取材攻勢を受けた是国は、『バンビ』として活動していた養成所時代を思い出す。
『松蔵健三』が主演の舞台『新撰組アルティメット』に「B-PROJECT」から、金城、音済、釈村が出演することになり、役者全員が集まって開かれるワークショップに向かう。ここで準主役『沖田総司』のキャスティングが決められるのだった。立ち稽古にて、参加者の一人『若王子竜之介』は、沖田が使っていたと言われる『菊一文字則宗』の鍔を装着した竹光を手にして態度が豹変する。音済はその様子に何かを感じていた。
金元寿子
Tsubasa Sumisora
岸尾だいすけ
Ryūji Korekuni
浪川大輔
Shūji Daikoku
小野大輔
Tomohisa Kitakado
大河元気
Tatsuhiro Nome