高校の修学旅行で交通事故に遭い、自分の代わりに犠牲になった先生がなぜそこまでできたのか知るため教師を目指すようになったハヌル。しかし正規教員の試験にはなかなか合格できず、応募していた私立テチ高校の臨時教員に1年間ではあるが採用が決まる。ところがその学校にはハヌルの叔父が教務部長として在籍しており、コネ採用だといううわさが広まってしまう。同じ臨時教員たちにも白い目で見られ、ハヌルは完全に孤立する。
いよいよ新学期が始まる。ハヌルの教科指導パートナーは教師の間であまり評判の良くないイブンだった。1人で頑張って作った授業の資料を共有しようと言ってきたり、不要な内容だといって勝手に手を加えられたり、授業の初日から振り回されてばかり。しかも生徒にはイブンが資料を作ったと思われ、頼りない先生扱いされる。そのうえヨンテのたくらみで進学部の会議をすっぽかすはめになり、更に立場が悪くなってしまう。
ハヌルはヨヌの手助けでイブンには理解できない内容を資料として作ったが、結局は生徒たちに迷惑がかかると気付き、変更した授業の方法をイブンに教える。公開授業でも校長や先生たちの評判は良くイブンの株が上がる。そのためなのか、その日以降イブンは授業の資料作りに協力的になり、しかもハヌルの味方に。進学部ではヨニ大学の入学査定官を招いて入試情報を聞くことになっていたが、現れたのは何も知らない若手の入学査定官だった。
江南地区の6校による高校の入学説明会が開かれるが、テチ高校の番になると保護者たちのほとんどが会場から出ていってしまう。“営業”に乗り気でなかったミョンスもテチ高校の人気のなさを実感し、結局は行くことに同意する。一方、授業中に臨時教員へのメールが届き、パソコンを使って授業をしていたジソンは自分が臨時教員だということが生徒に気付かれてしまいその日以来、学校に姿を現さなくなった。応援してくれる唯一の先生を失い悲しむハヌルだが…
ハヌルら進学部のメンバーは入試情報を得るためソンスンと親しいハングク大学の教授に会いに行く。しかし、そこには以前テチ高校の臨時教員として働いていた人物が入査官としていたのだった。正規教員になれなかった仕返しと言わんばかりに意地悪な態度を取られ、結局、何の情報も得られず帰ることに。同じ頃、学校では昨年度の高2の物理の期末テストで出題ミスがあったことが発覚し、生徒や保護者たちから抗議が殺到していた。
教育庁から禁止されているため、クラブ活動として“イカロス”という名で設置されることとなった特進クラス。放課後授業の優先権や進学部による毎月の入試相談といった特典があるが、クラブに入れるのは成績優秀者20人のみ。顧問に推薦されたハヌルは教師や保護者たちとのいざこざを避けるため、条件付きで引き受けることにする。その条件とはイカロスに関するプログラム作りなどの運営や調査書の作成に、他の教師が干渉しないことだ。
ソ・ヒョンジン
Ko Ha-neul
ラ・ミラン
Park Seong-soon
Ha Jun
Do Yeon-woo
Lee Chang-hoon
Bae Myeong-soo
Heo Tae-hee
Ha Soo-hyeon