持井不動産が販売する大型タワーマンションに、沼越幸(森川葵)が現れる。年齢も若く、とても高価なマンションを買えそうもない幸を、販売チーフの伊達(高橋一生)や派遣の理子(陽月華)は不審に思う。幸は、居酒屋チェーン店勤務で、年は26で結婚の予定はなかったが、とりあえず自分の“家”を持つ目標を立て、いろいろな物件を見て回っていたのだ。そんなある日、彼女が勤める居酒屋に理子がやってくる。[FICT](C)NHK/株式会社カズモ
自分の“家”を買うことを目標にしていた幸(森川葵)は、持井不動産の伊達(高橋一生)、理子(陽月華)らが担当するタワーマンションの部屋を見に行き、その眺望のすばらしさに感動する。しかしそこは既に購入間近の客のいる部屋。しかし、伊達はそういった先客がいることを幸には告げない。それを不審に思う理子だったが、伊達には何やら思惑があるようだった。そんなやさき、幸は再びそのタワーマンションを見に来る。[FICT](C)NHK/株式会社カズモ
自分の住みたい家のイメージがつかめない幸(森川葵)は、持井不動産の伊達(高橋一生)に「家を買えることと、本当に買うことは違う」と言われる。そんなある日、理子(陽月華)の勧めで、マリエ(舞羽美海)とともに伊達が手がけた物件を見に行く。マリエも、同せいしていた彼氏と別れたばかりで、心機一転転居を考えていた。訪れたマンションには有名漫画家の井川流(木野花)が住んでおり、彼女は伊達の最初の客であった。[FICT](C)NHK/株式会社カズモ
持井不動産の理子(陽月華)から、実際に家を買った先輩独身女性の家を見に行くことを勧められた幸(森川葵)は、伊達(高橋一生)ら持井不動産のスタッフの案内で、勝木の家を訪ねる。広告代理店で働く勝木の部屋は都心からのアクセスも良く、インテリアも充実していて、内装もぜいたくに手を加えられており、中古物件になっても値崩れしないものだった。しかしその部屋の充実ぶりとは裏腹に、勝木にはどこか陰があった。[FICT](C)NHK/株式会社カズモ
幸(森川葵)の物件探しを巡り、考え方が食い違う伊達(高橋一生)と理子(陽月華)。なるべく新築を、という伊達と、ローンなどのことから中古を中心に、という理子。そこで二人は幸の兄弟という設定で他社の中古物件を見に行くのに付き添うが、そこでも伊達と理子は対立し、幸に感謝されながらもあきれられる。そのころ、幸は落とし物の携帯を拾うが、その持ち主こそ最初に幸が見に行ったタワーマンションの住人・みずえだった。[FICT](C)NHK/株式会社カズモ
自分の家を探す幸(森川葵)のもとに、郷里からいとこのえつ子(深川麻衣)が訪ねてくる。旦那とけんかして出てきたというえつ子は、持井不動産のタワーマンションを見てみたいと言いだす。えつ子の案内を頼まれた伊達(高橋一生)と理子(陽月華)は、幸が高校1年まで月島に住んでおり、その後両親が死んで、えつ子の家に引き取られたことを知る。当時えつ子は、自分の居場所に割り込んできた幸に対して、いらだちを覚えていた。[FICT](C)NHK/株式会社カズモ