ヘイト殺人：殺された弟と、兄の30年

スティーブとスコットのジョンソン兄弟は、苦難の多い子供時代と共通の才知によって結ばれていたが、スコットがゲイであることをカミングアウトしたことで、２人の人生は袂を分かつ。そして悲劇的なことに、スコットはオーストラリアの崖の下で遺体となって発見され、スティーブはその答えを探し始める。

スティーブ・ジョンソンは、シドニーのゲイ・コミュニティーにおける同性愛者への差別、暴力、殺人のパターンを知り、警察が当初自殺と断定したことを疑問視する。スコットの死から25年後、事件は再び動き出す。

ニューサウスウェールズ警察とスティーブ・ジョンソンの関係は決裂し、両者の敵対関係がメディアで報じられる。一方、シドニーでは、遊びでゲイを残忍に狩っていた10代のギャングについて新たな情報を得る。

３度目の検視により待望の決定が下される。スコットの死因は暴力によるものだったのだ。そして衝撃的な展開になり、警察の内部情報により、ジョンソン殺害を自供する新たな容疑者が浮上する。今、スティーブは、遂に弟の事件から手を引く覚悟を決めなければならなくなる。