３人の娘を育てるシングルマザーで女優でもあるサム・フォックスは日々奮闘中。長女のお願いにあぜんとし、次女が大勢の友達を家に呼ぶという連絡にイライラを募らせ、訳もなく泣く三女を見て一方的にサムを批判する女たちに疲れ果てる。学校の先生は自分の状況に耳を貸さない。自分の心を癒してくれる男性もいないままに、今夜も彼女は大忙しの日を終えて疲労困憊だ。

婦人科医による検診の結果で失望するサム。帰宅するとベビーシッターのスージーは仕事をさぼり、子供たちはやりたい放題で家の中はめちゃくちゃな状態に。母親フィルのとりとめのない話に喜ぶも、マックスの部屋で未使用のコンドームを発見。いつも家庭問題が絶えない。一方、サムはフランキーの学校で女性の地位向上についてのスピーチをすることになる。

大物との撮影に臨むサム。サムはその大物監督メルを夕食に誘う。サムの生き方を美化する友人のサニーは、既婚者のメルと付き合うよう勧める。一方、サニーの夫ジェフは彼女を不当にけなすので、サムは鬱憤を晴らすかのように彼にかみつく。夕食でのメルは娘たちとは気が合うが、フィルとはそうもいかず、それは彼が黒人ということと関係があるようだった。

プライベートの時間も持てず、娘たちにも振り回され、彼女の疲労やストレスは溜まる一方。ある日彼女にキャリアアップのチャンスが訪れる。連続ホームコメディーの主役に抜擢されるが、手放しには喜べない。また、サムとフランキーは女性の権利を訴えるデモに参加し、娘の成長に感心するものの、普段自分が彼女に十分接していないことを痛感する。

フランキーが熱でサッカーの練習を休むことを知ったサムは差し入れをもっていくが、足止めされる。チームの女子の母親が難しい手術を受けることを知り、死について考えるあまり、フィルが遺言を用意しているかを聞くが、心配は無用のようだ。進路指導員に相談に行ったマックスは、将来に漠然とした不安を抱き、まわりの大人たちにその悩みを打ち明けるのだった。

サムは新しい服を探しに娘たちをショッピングに連れていこうとするが、フランキーはスマホで社会問題について検索している方がよさそう。友人とのランチではジョイの手術後の回復ぶりに驚くもののサニーからはショックな事実を聞かされる。さらに、元夫との夕食で娘たちについてのお願いをすると予想外の返事。フィルの自宅ではアラームが鳴り響く中で、部屋の整理や用事に振り回される。