１８７１年、ロンドン。父親を亡くし、母と姉とベルグレービアに引っ越してきたクララは、トレンチャード家の三代目フレデリック卿と恋に落ち、結婚する。豪奢な屋敷に、優しい夫と順風満帆に見えたクララの新婚生活だったが、幼少時のあるトラウマから心に傷を抱えるフレデリックは、新妻になかなか心を開くことができないでいた。(c) Carnival Film & Television Limited 2023.

フレデリックはクララをカントリーサイドにある邸宅グランビルに連れていき、父親との関係が原因で心に傷を負っていることをクララに告白する。クララは夫を支えることを心に誓い、ふたりは情熱的な夜を過ごす。一方、クララの姉エミリーは馬車にとび出した謎の女性を助け、ジェイムズ牧師と知り合う。やがて、エミリーはその女性をダン家のメイドとして迎え入れる。(c) Carnival Film & Television Limited 2023.

クララとフレデリックはロチェスター公爵の誕生日を祝うため、ケント州の邸宅メイウッドに招かれる。公爵夫妻には病を患う長男ピーターがいたが、一族の名誉を守ろうとする夫妻は息子の存在を秘密にしていた。フレデリックはエタニャック侯爵夫人に製鋼工場への投資を持ちかけ、夫人も同意する。一方、クレアはフレデリックとジェイムズの仲を取りもとうとするが…。(c) Carnival Film & Television Limited 2023.

弟ジェイムズと思いがけず再会したことで、過去のトラウマがよみがえったフレデリックは、クララを避けて仕事に専念するようになる。後日、公園でクララと会ったジェイムズは、彼女にフレデリックを変わらずに愛して欲しいと乞う。しかし、夫と過ごす時間がなく孤独を感じたクララは、エラビー医師に誘われた美術展に侍女のデイビソンと出かける。(c) Carnival Film & Television Limited 2023.

フレデリックとクララ夫婦の溝は深さを増すばかり。侍女のデイビソンは、エラビーと親しくなり、画家のアトリエで絵画のモデルをすることになったクララのことを心配していた。一方、ジェイムズはあの夜の出来事をばらすと脅迫され、金を要求される。同じ頃、エタニャック侯爵夫人が盛大な舞踏会を開く。フレデリックは、彼女が計画するメキシコ銀山の事業への投資を申し出るが…。(c) Carnival Film & Television Limited 2023.

絵画のモデルになったことで一家の評判に泥を塗ったとして、エミリーはクララを叱責する。一方、フレデリックは銀山への出資を進めるが、部下のロスはエタニャック侯爵夫人への不信感を募らせ独自に調査を進める。再び脅迫されたジェイムズは支払いを拒否して激しく暴行されるが、偶然通りかかったフレデリックの従者フレッチャーに助けられる。(c) Carnival Film & Television Limited 2023.