ミッドランド王国とチューダー帝国による百年戦争の戦渦、傭兵として大剣を振っていたガッツは、ある戦の後、傭兵団「鷹の団」の面々に絡まれた。幾人もの団員に続き、千人長のキャスカまでもを大剣で圧倒したガッツだが、そこに鷹の団団長のグリフィスが声をかけて……。
ガッツが鷹の団に入団して3年。鷹の団はミッドランド王国軍と契約し、連勝を重ねて、国王の弟ユリウスの軍にも勝る戦果を上げていた。切り込み隊長を担うガッツは、ある日、古城の奥で人成らざる存在・不死のゾッドと出くわす。強者を求めるゾッドは喜々としてガッツと戦うが……。
王族たちによる狐狩りの警護の際、国王の娘シャルロットとの交流を果たし、好意を持たれたグリフィス。しかし、同じ日に毒矢に襲われたことから、その首謀者と思われる者の暗殺を隠密にガッツに頼んだ。「四の五の言わずに命令すりゃいいんだ」と引き受けるガッツだが……。
チューダー帝国騎士団との戦の最中、キャスカが倒れ、それを助けたガッツは共に崖下の川に落ちた。朦朧としながらキャスカはグリフィスとの出会いを思い出す。男に襲われた少女キャスカにグリフィスは「守るものがあるなら、その剣をとれ」と告げたのだった。
チューダー帝国騎士団を自身にひきつけたガッツは、独りで百人近くの兵をなぎ倒すという偉業を成し遂げた。傷を負ったガッツを、ジュドーから授かった薬で手当てするキャスカ。満天の星空の下、ガッツはキャスカに、皆には夢があるが、自分には何もないと吐露して……。
鷹の団はたった5千の騎兵で、チューダー帝国難攻不落の要塞ドルドレイに立ちむかった。ガッツはチューダー最強と謳われる紫犀聖騎士団団長ボスコーンと対峙し、キャスカは別働隊を率いて要塞内部の制圧へ。そして、グリフィスは自身と因縁のある要塞総司令官のゲノンと再会し、言葉を交わすが……。
岩永洋昭
Guts
櫻井孝宏
Griffith
行成とあ
Casca
矢尾一樹
Gaston
ケンドーコバヤシ
Bazuso