ボイス3 -112の奇跡-
猟奇殺人犯ジェスが仕掛けた爆発事件から10ヵ月後。通報センターの仲間と共に失踪したガンウの捜索を続けていたグォンジュは、彼が日本に密航したという情報を掴む。その矢先、大阪で起きた殺人事件の現場にガンウの身分証が落ちていたという連絡が‥。
大阪で事件に巻き込まれた韓国人旅行者セヨンの救出に乗り出すグォンジュら出動チーム。慣れない土地で苦戦する彼らの前に現れたガンウは、「俺の最後の仕事だ」と告げ捜査に合流する。セヨンの電話からキャッチした音とガンウの助言をもとに事件現場の旅館を探し当てるが‥。
無実が証明され無事帰国したガンウ。独自捜査により犯罪サイト「ドクターファーブル」の背後に闇の組織があるとわかったことを告げ、特捜チームが発足。ガンウは1ヵ月という条件で復帰するが、その冷たい態度にチームの面々は戸惑う。そんな中、ドクターファーブルの一員ドッキが自殺‥。
アスペルガー症候群の少年ヒョンスのアパート落下事故を軽症で防いだ出動チーム。アルコール依存症の母親が原因だと思われたが、ヒョンスの保護者を名乗る養護施設の院長ソンとヒョンスの挙動に、ガンウとグォンジュは違和感を拭えない。調べ進めるうち施設に不審な点が見つかり‥。
猟奇殺人犯ジェスが脱獄。情報を入手し待ち伏せていたガンウは逃げてきたジェスと山中で対峙するが、そこに闇組織の黒幕"ワイヤーシュン"が突如現れ‥。(スムピタン:インドネシアの伝統的な狩猟道具。「悪魔を罰する武器」という言い伝えも。)
移住女性センター襲撃犯を捕まえるも、正体はインドネシア出身の平凡な女性で、犯行の動機に疑問を抱くガンウとグォンジュ。そして、事情聴取する中、多国籍マフィアが絡んだ人身売買組織の存在が明らかに。ガンウら出動チームは彼らの拠点を突き止めようと逃走車を追うが、捜索に苦戦。