僕のヤバイ妻

レストランのオーナー キム・ユンチョルと、その妻シム・ジェギョン。一見すると、幸せそうな夫婦だが、実は夫のユンチョルは妻の手が触れるだけでも蕁麻疹が出るほど結婚生活に嫌気がさしていた。ユンチョルは浮気相手で、レストランの総括チーム長チン・ソンミからジェギョンを殺害しようと持ちかけられるが、計画を実行しようとした日の夜、ジェギョンが誘拐され巨額の身代金を要求される。

ユンチョルの元に、犯人と思われる“N31”から新たなメッセージが届く。封筒の中にはジェギョンの爪も入っていてユンチョルはおびえる。そんな中、SNSに事件のことが書き込まれ、公になる。メディアも注目し始めたため、警察は捜査本部を立ち上げ公開捜査にしてジェギョンを捜索する。警察は犯人がジェギョンと親密な関係にあると考え、ユンチョルも容疑者として捜査を進めるが…。

ユンチョルは自分を尾行していたジェギョンの後輩ソン・ユミンから、ジェギョンが浮気に気付き、苦しんでいた事実を知り驚く。自分が犯人と疑われ、不安になりソンミに会いに行ったユンチョルは、“当初の目的がお金だということを忘れないで”と諭される。そんな時、ユンチョルはジェギョンが密かに準備していた事業資金と手紙を見つけて涙する。心を入れ替え、ジェギョンの救出に奔走するが…。

身代金の用意ができ、1人で犯人に会いに行くユンチョル。犯人の指示に従いお金をすり替え、警察を欺いたユンチョルは、警察からさらに疑いの目を向けられる。そして、ソ・ジテ刑事はソンミがユンチョルの浮気相手だと確信する。そんな時、車中でワインボトルに注射器で何かを入れているのを目撃したとの匿名の通報が入る。ユンチョルの家では家宅捜索が始まり、大量のワインが押収される。

2年前、ジェギョンの両親が死んだときに全てが始まった。ユンチョルとの結婚に反対していたジェギョンの父親が遺言状に書いた通りに両親が所有していた不動産や株は全て寄付された。レストラン経営を始めたユンチョルだったが、事業がうまくいかずケンカが増えた。浮気を知った後もユンチョルが戻ってくることを信じ続けたが、ソンミとのメールを見てジェギョンはある決心をする…。

奇跡的に生きて帰ってきたジェギョン。ジテはまだユンチョルを疑っていたが、押収したどのワインからも毒物は検出されなかった。ユンチョルは罪悪感から一生懸命にジェギョンの看病をするが、疑問は未だ解けずにいた。一方、ユンチョルと浮気相手のソンミが共謀して誘拐事件を起こしたのではないかと考えた警察はソンミについて調べ始める。任意同行に応じたソンミは取り調べを受ける。