船舶職員の養成を行う『練習船実習』。大学に入学したことを後悔中の石川燕 (武田玲奈) は重い気分で参加も「海大好き! 船大好き! 航海士になりたい!」の坂本真鈴 (飯豊まりえ) に初日から振り回される。同じ班の八木大和 (桜田通)、鳴海新太 (勇翔)、木暮健介 (井澤勇貴)、山田翔太郎 (池本啓太) とも衝突し…。
練習船実習では船の操縦をはじめ実際の航海士の仕事を体験する。大はしゃぎな真鈴とは対照的に燕は『船酔い』を心配して暗い表情。そんな燕を見て、真鈴は船酔いしない呪文を彼女に伝授。信用してなかった燕だが、海が荒れ始め、仲間たちが船酔いしていく中、真鈴に教えられた呪文を呟くと、不思議と我慢出来た。が…。
船乗りに必須の『ロープワーク』の授業。意外に器用な燕とは正反対に真鈴は異常なまでに不器用…。簡単な結び方にも四苦八苦。そんな真鈴を見かねて燕は個人レッスンをするも、それが思わぬトラブルを招き横山士官 (堀部圭亮) に叱られる。燕に代わりコーチに任命された新太。相性最悪の二人に、「信頼」は出来るか?
待望の上陸休暇。真鈴たちの班は健介の勝手な行動で、一時は上陸を禁止されたが、一等航海士の藤原 (岩井堂聖子) のおかげで許可される。数週間ぶりに船から降りた真鈴たちは大はしゃぎ。しかし、燕だけは浮かない顔…。
練習船実習もそろそろ終わりが近づいてくる。真鈴と燕は今では親友と呼べる仲に。そんなある日、雷に遭遇。稲光に思わずうずくまってしまう真鈴。「真鈴にも苦手なものがあるんだね」と笑う燕だったが、真鈴の怯えた表情を見て只事ではない気配を感じ取る…。
坂本真鈴 (飯豊まりえ) と石川燕 (武田玲奈) は、長く厳しい訓練生活を終え、大学を卒業後、轟海運に入社。乗船業務をスタートしていた。駆け出し三等航海士の真鈴は、新就任の一等航海士・神崎拓也 (平岡祐太) と初日から衝突し、波乱の予感。一方、陸上への異動で、泣く泣く船を降りた燕は初めてのオフィス生活で…。