ママ ~最後の贈りもの~
カナダで画家として成功したシングルマザーのスンヒは一人息子のグルと暮らしていた。そんな中、末期の胃がんに侵され6か月の余命宣告を受けた彼女は韓国に帰国することを決意し、かつての恋人でグルの父親でもあるテジュの住む街に引っ越すことにする。ある日、テジュの妻ジウンが金銭トラブルを抱えていることを知ったスンヒ。途方に暮れていたジウンはスンヒに助けられたことで心を開き、何か役に立ちたいと申し出る。そんなジウンに対し、スンヒはグルがテジュの息子であることを隠して母親代わりになってくれるよう頼む。実はスンヒは病気のことを秘密にし、この世に一人残していくグルに家族を作ろうとしていたのだった。最期の瞬間まで息子への愛だけで生きようとするスンヒだったが…。