マーベル インヒューマンズ

インヒューマンズは、地球人から隠れるようにして月面にアティランという都市をつくり、ブラックボルトを王にいただき、ひっそりと暮らしていた。彼らの社会では、テリジェン･クリスタルの霧を浴びるテリジェネシスという儀式を経て能力が発露した者は重用され、発露しなかったものは低階級者として採掘業務に従事するという、厳しい階層制度をとっていた。

マクシマスがクーデターを起こしたことにより、王族は離散した。ブラックボルト、メデューサ、カルナクはロックジョーによりオアフ島の各所へ送られ、クリスタルとロックジョーはマクシマスによって別々に軟禁されたのである。メデューサはダイヤモンドヘッドに到着し、ブラックボルトを捜してホノルル中心部を目指した。カルナクは険しい山の上に到着し、やはりブラックボルトを捜し始めるが、なぜか同じ場所へ戻ってしまい、自分の能力に不安を覚える。

マクシマスはオーランにゴーゴン殺害を命じ、“死”と呼ばれるモーディスを含む応援チームを送り込む。コムリンク (通信機) を追ってきたチームを、待ち伏せしていたゴーゴンたちが迎え撃つ。マクシマスにロックジョーを奪われたクリスタルは、ロックジョーを取り戻すため、言われた通りに声明を発表することに。

デクランの手引きで脱獄したブラックボルトとサミーは、そのままデクランの研究施設へ連れていかれた。そして一連の検査を受け、デクランに遺伝子のサンプルを提供する。デクランはブラックボルトの遺伝子に感銘を受け、これがあれば遺伝病を一掃できると興奮する。

ハワイ･大麻栽培キャンプ。幸せな時間を過ごすカルナクとジェンだが、リノがテッドを殺したことを知り、逃げ出す。だが追ってきたリノにジェンが脇腹を打たれる。そこへ現れたリノの取引相手マークは、リノを殺害、手下にカルナクたちを追わせる。

クリスタルはロックジョーとともに各地へテレポートをして家族を捜すが、なかなか見つからない。そんなとき、稲妻を起こしてみなに合図を送ることを思いつき、デイヴと高台へ上る。そして激しい稲妻を起こしたのち、デイヴへの愛を深めつつ、家族の到着を待った。