江南のマンションに暮らす不動産仲介人のミス・リーことイ・グンボクは老朽化した建物の再建築実現に向け、忙しい日々を送っている。ある日、敷地内で女性の遺体が発見され、大騒ぎに。死亡したのは、寝たきりの母と暮らす604号室のヤン・スジンだった。自殺の可能性もある中、他殺を疑う刑事イン・ホチョルは住人への聞き込みを開始し…。
スジンが勤めていた学校で聞き込みをしたホチョルは、彼女とソ・テファという生徒との不信な関係について知る。さらにスジンの友人、ユ・ヒョンジから2年前にスジンの母が轢き逃げ事故にあったことを聞く。
スジンに片想いしていたテファは、彼女と不倫関係にあった704号室のイ・ミョンウォンに襲いかかり、殺人未遂でホチョルに逮捕される。ミス・リーはホチョルのもとを訪れ、息子同然であるテファの釈放を要求する。
ミス・リーはスジンの銀行口座に毎週入金していたのはミョンウォンだったのではないかと疑う。一方、釈放されたテファへの疑惑を深めていたホチョルは監視カメラの映像から彼の犯行を確信し、再逮捕へと動きだす。
スジンの家に忍び込んだミョンウォンを発見し、驚くホチョル。2年前、ホチョルはミョンウォンが起こした交通事故を揉み消していた。その交通事故で犠牲となった人物は、スジンの母親だった...。
大手建設会社会長の娘、ハン・ユラは夫・ミョンウォンとスジンの浮気を知っていた。さらに、ユラはミョンウォンが事故を起こした際、証拠隠滅に動いたのは自分の父だったことを彼に打ち明ける。