ミルドレッド・ピアース 幸せの代償

1931年、カリフォルニア州グレンデール。ミルドレッド・ピアースは仕事もしない浮気夫・バートを追い出し、幼い娘2人と生きるために職探しを始める。だが、ずっと専業主婦だったミルドレッドの職探しは難航し...。

食堂のウエイトレスとして働き始めたミルドレッドは、手作りパイを店に納入することに。やがて彼女のパイは評判となり、ほかのレストランからも声がかかる。ミルドレッドは家政婦を雇ってパイ作りに専念し...。

次女・レイの葬儀を終えたミルドレッドは、ついに自分の店「ミルドレッズ」開店の日を迎える。初日は盛況のうちに終わり、モンティが来たことで、さほど感動していなかったヴィーダも機嫌を良くする。

4年後の1937年。「ミルドレッズ」は本店のほかにも支店を拡大し、ミルドレッドはお抱え運転手を従えて店を飛び回る女性実業家となっていた。一方、17歳になったヴィーダはハネン先生を突然の死で失い...。

ヴィーダを歌手としてデビューさせたのは、イタリア人指揮者・トレヴィーゾだった。ミルドレッドはレッスン料を支払うと申し出るが、拒否される。そんななか、ミルドレッドは街で偶然モンティ・ベラゴンと再会し...。