リフォーム探偵シャノン

リフォーム専門家のシャノンは、数々の仕事をこなす充実した日々をおくっていた。その日は、親友ジェニファーが開業した民宿のお披露目式で、パーティーには街の人たちが集まり、ジェニファーの叔父でもあるジェシーは恋人と一緒に駆けつけた。パーティーの最中、シャノンは不審な男が室内にいるのを見て追い出してしまう。だが彼は有名な犯罪記者であり、ベストセラーの著者でもあるマッキントッシュ・サリバンだった。古い大豪邸を購入したばかりで、その修繕のためジェシーからシャノンを紹介されていた。翌朝、車がパンクし立ち往生していたマックと偶然出会い、タイヤの交換を手伝ったお礼にと見積もりを出す約束をとりつけることに成功する。シャノンは仕事を紹介してくれたジェシーにお礼を言おうと彼の家に向かうが、書斎に倒れているジェシーの死体を発見してしまう。

小さなリゾート地、ライトハウス・コーブ。住宅リフォームの専門家であるシャノンは、所有者が変わったクラドック邸の改修工事を請け負うことになっていた。現場監督のショーンと邸宅の中の調査を開始。手すりの損傷などを確認するが、シャノンが調理用エレベーターに不自然に挟まった板を取り除こうとしたとたんエレベーターは落下、中から頭蓋骨と人骨が発見される。ブレスレットも見つかるが、それはショーンの姉リリーのものだった。

シャノンは、低所得者向け住居になる予定のビクトリア調の邸宅の修復を担当している。シャノンの父親をはじめ、町から多くのボランティアが手伝いに来ていた。しかし、銀行の頭取であるチャールズ・ポターはプロジェクトに反対していた。改修工事は順調に進んでいたが、邸宅内で銀行の頭取が死体で発見される。このプロジェクトに反対していた頭取は嫌われ者で、関係者のほぼ全員に動機があった。