死刑判決を受けて刑務所暮らしを送っていたダニエル･ホールデンは、新たに行われたDNA検査によって無罪となり、19年ぶりに家族が待つ故郷の町に帰還する。彼は晴れて第2の人生を歩み始めるが、新たな生活に慣れることができずに苦しんでいた。そんな中、地方検事だった頃にダニエルに死刑を宣告した上院議員のフォルクスが、19年前の事件を再調査するために動き始める…。

出所2日目、ダニエルが家族に無断で外出した。町にはダニエルを敵視する人もいるため、妹のアマンサは彼の身を案じてやきもきする。一方、ダニエルの義弟テディは、彼の存在が家業に悪影響を及ぼすことを恐れていた。同じ頃、フォルクス上院議員は愛人からアマンサの秘密を知らされる。小さな町で不安と緊張が高まる中、ホールデン家ではダニエルの出所を祝うホームパーティーが開かれる。

ダニエルが釈放されたことによって町に波紋が広がるなか、彼はストレスを避けて部屋に閉じこもりがちになる。テディの妻タウニーはそんなダニエルの心の支えになろうとしていたが、テディはそれを知らずにいた。一方、アマンサはダニエルに反感をもつ人々が何らかの行動を起こすのではないかと案じていた…。

ダニエルを連れて一緒に町に出かけた母のジャネットは、スーパーマーケットの駐車場でテレビのレポーターに直撃され激しく動揺する。一方、地元の保安官ダゲットは失踪した事件の目撃者について尋ねるために、もう1人の目撃者トレイ･ウィリスのもとを訪れる。そんな中、ダニエルとタウニーは次第に心を通わせ始めていた。

死刑囚として長い歳月を過ごしたダニエルは、出所してから何が現実なのかが分からなくなっていた。そんなある日、ダニエルは謎めいた男とともに現実とは思えない不思議な一夜を過ごす。一方、ダニエルの無実を疑うテディは、彼に対する憎悪を募らせていた。

ダニエルに対する市民の反感が高まり、彼の家族は次第に危機感を募らせる。その一方、ダニエルが出所してから関係が悪化していたテディとタウニーは、夫婦の絆を取り戻し始めていた。そんな中、かつてダニエルに死刑を宣告したフォルクス上院議員は、彼の再審を早急に始めるべきだと検事に訴える。その頃、19年前の事件の目撃者トレイ･ウィリスは事件に関係しているジョージ･メルトンの行方を捜していた。家族の身にも危険が迫る中、ダニエルは自身の今後について決断すべき時を迎える。