恋愛先生 MR･RIGHT

歯科医と恋愛コンサルタントの顔を持つチェン・ハオは、ベルギーで顧客カップルの結婚パーティーに出席する。ルオ・ユエはその5つ星ホテルのフロントマネージャー候補で、その日は昇進がかかった大事な日だった。ルオはパーティーで酔いつぶれた女性をチェンが襲っているのを発見、瓶でチェンを殴って警察に通報した。チェンは連行されたが、防犯カメラの映像によって潔白が証明され、ホテルはチェンへの謝罪としてルオにガイド役を指示する。

チェン・ハオは変わり種の観光地への案内を要求し、宝飾店、ブルワリー、チョコレート作りを楽しむが、同行のチャン・ミンヤンがアレルギーの発作を起こす。ルオ・ユエは病院へ急ぐあまり逆走して警官に止められ、チャンを病院に送った後、チェンと共に連行される。釈放後、ルオはチェンに心から謝り、チェンはホテルへのクレームを取り下げる。ところがルオは解雇され、住む家も追い出されて帰国の途に就くが、飛行機の隣席にはチェンとチャンが。

ルオ・ユエはチェン・ハオとの言い争いに辟易して席をアップグレードし、ソン・ニンユーと知り合う。北京に到着するも荷物は香港へ。住所に送ると言われて困るルオにソンが助け舟を出す。ルオはフロント・マネジャーに採用されるはずだったホテルのバー・マネジャーだと告げられる。怒るルオにホテルは寮と交通費の提供を提案し、ルオは承諾する。一方、チェンは診療に忙しく、患者の恋愛相談にも余念がない。ソンは、ルオの荷物を受け取り、さらに部屋探しも手伝う。

チェン・ハオはワン・イェンに恋愛指南を始める。夜はバーでチャン・ミンヤンと落ち合うが、チャンはナンパした女性と飲み始める。チェンが隣席の女性を家に送って帰宅するとチャンは女性を連れ込んでいた。ルオ・ユエの部屋探しは難航し、ソン・ニンユーは空き家になった友人宅に住むように勧める。ルオは無料で借りるのを拒み、家賃を払うと言う。ルオと生活用品を買い終えて家に送ったソンは用意しておいたケーキでルオの誕生日を祝う。

ソン・ニンユーを意識し出したルオ・ユエはネットで「恋に落ちるための36の質問」を見つける。これは「相手と親密になれるように作られている」という。ルオはソンを火鍋の夕食に招き、ソンは吟味された材料とルオの生活態度に感心する。チェン・ハオはバーでワン・イェンに「36の質問」の解説をする。食事を終えたルオとソンは「36の質問」で互いの理解を深める。翌日、チェンはワンの恋の相手の車のタイヤに穴をあけているところをルオに録画されてしまう。

ワン・イェンは女性の車のタイヤ交換を買って出て、チェン・ハオの助けを借りつつ交換を終える。チェンはルオ・ユエの録画映像を証拠に拘留されてしまうが、女性が示談に応じたため、すぐに釈放される。チェンの父親はチェンを迎えに来て食事をしながらチェンに延々説教する。ルオは母親からテレビ電話で部屋の様子を見せろと言われ、しぶしぶ応じる。チェンに報復するため、ルオはチェンを待ち伏せをして尾行を始めるが、母親の電話に気を取られてチェンの車に追突してしまう。