私の隣に元カレ

ウェブメディアの記者として忙しい日々を送るチンアイ。家族公認の恋人リーヤンとの関係は順調だが、否応なく目に入ってしまう元カレのハイアンの姿に心を乱される。彼は、大手ネットモールPChomeの広告塔として、街頭ビジョンやメディアに日々登場する時の人となっていたのだ。蓋をしていた過去の思い出が、チンアイの気持ちを波立たせ・・・・・・。

ハイアンと会うのを避けるため同窓会を欠席し続けていたチンアイだが、「未練はない」と自分に言い聞かせるため、初めて同窓会に出席しハイアンと再会を果たす。チンアイと再会したハイアンは、自分の気持ちを持て余し一人ツーリングに出るが、そのまま消息不明に。同じ頃、チンアイも取材先で交通事故に遭い、命の危機にさらされていた。

海辺に片方のスニーカーを残したまま、いまだ行方がわからないハイアン。彼が率いるダラーズはリーダー不在の中、予算会議に向けて不眠不休の努力をしていた。一方、一度は心停止するものの、無事一命を取り留めたチンアイ。しかし目覚めた彼女が目にしたのは、なんと高校時代のハイアンだった。しかも彼はチンアイに話しかけてきて・・・・・・。

ハイアンの幻が見えるようになったことで、彼の死を確信したチンアイ。しかし生存が絶望視される中、ハイアンは無事生還する。とんだお騒がせ者として世間にたたかれたハイアンだが、失踪中の出来事を感動秘話に仕立てた動画配信で、イメージを逆転させることに成功。一方、神出鬼没の高校生のハイアンは、相変わらずチンアイを悩ませていた。

ハイアンは試験的なマーケティング部門「ダラーズ・ラボ」を設立し、信頼するシューインを実質的な責任者に据える。またハイアンは、親友ションレンの協力を得てSNSからチンアイの動向をチェックし、彼女の恋人を知る。ある日、仕事を終えたチンアイがリーヤンのレストランを訪ねると、そこにはハイアンが来ていた。

後輩にせがまれ、街頭インタビューに同行するチンアイ。そんなチンアイの姿を偶然見かけたハイアンは、成長した彼女の一面を見て時の流れを実感する。一方、事故以来おかしな行動が目立つようになったチンアイを心配した母は、彼女をお祓いに連れていく。ハイアンの幻影に悩まされていたチンアイだが、霊媒師を前にした途端・・・・・・？