光の錬金術師と呼ばれる照明デザイナーのミョンインは新しくオープンするギャラリーの照明デザインを引き受ける。“ツバキの花を持つ女”という写真展を見ていたミョンインは1人の女の姿に気づき、あとを追うが、途中で見失う。そして、そこには赤いハイヒールが片方だけ残されており、写真の中の女が履いていた赤いハイヒールも片方が消えていた。ハイヒールを片方だけ持ち帰ったミョンイン。恋人のジヘが旅行に出かけた夜、チュニという女が現れ、ミョンインを誘惑する。
ゲーム好きのプレーボーイ、ジヌにはスヒョンという恋人がいながらも、彼の頭には他の女と遊ぶことしかない。いつものように酒に酔ってふらふら路地に入り込んだジヌは、偶然、古いジョイスティックを見つけ、家に持ち帰って動かしてみる。そんなある日、ゲームの中のキャラクター、ヒトミに首ったけだったジヌの前に、本当にヒトミが現れ、2人は毎日激しく愛し合いながら過ごすようになる。しかし、時が経つにつれジヌはおかしなことに気づき始める。
平凡なサラリーマン、チョルギュと妻のヨンヒは倦怠期を迎えていた。ある日、チョルギュがネットサーフィン中に偶然、“モダン・サイバネティックス”の無料サービスをクリックすると、翌日、営業マンが訪ねてきてクローン人間の30日間無料体験サービスを勧めてきた。優しい夫、優秀な会社員など、クローン人間の姿を通してチョルギュは大切なことに気づき始めるが、時が経つにつれクローン人間であることも知らず幸せそうな妻に罪悪感を持つようになる。そして、ついに真実を告白しようと決意するが・・・・・・。
建築デザイナーを夢見るテソンに設計の初仕事が舞い込んだ。徹夜で仕事に打ち込んでいたある日、壁から女性のあえぎ声と何かを殴る音が聞こえてきた。毎日、決まった時間になると聞こえてくるその声が気になって仕方のないテソン。いつしか彼は隣人の女性を愛するようになり、彼女と愛し合う幻想まで見るようになる。時が経つにつれ、ますます彼女に心を奪われていくテソンは、ついに彼女を助けるため、壁に少しずつ穴を開け始める。
ミョヒャンは道を歩いていると突然、孤独で退屈だという思いに襲われる。毎晩、彼女のところには正体不明の男から電話がかかってくるが、彼女の孤独は癒やされない。そんなある日、ランジェリーが入った箱が届き、彼女は好奇心からそのランジェリーを身に着けてみる。毎日、届くランジェリー。それを身に着けてから常に誰かの視線を感じるようになり、ついには自分を撮るカメラのシャッター音まで聞こえるようになる。ランジェリーの送り主は誰なのだろうか。
愛する妻がこの世を去った後、生きる意欲を失ったビョンウは、毎晩ベッドに入るたびに二度と目が覚めないことを祈りながら、無気力な日々を送っていた。ある日、とうとう自殺を決意し、人里離れた山荘にやってきた彼は、天井にロープをぶら下げる。ロープをつかみ、声もなく泣くビョンウ。その涙が床に落ちた瞬間、どこからか女のすすり泣く声が聞こえてきた。ビョンウはその声に導かれるように、山荘の外の森の中に歩いていった。