危機一髪！プンニョンマンション

売れない俳優のボッキュは隣に引っ越してきた女性、ソリンの美貌に惹かれ、のり巻きを持って訪ねる。留守の部屋に入り込み、はずみで窓の鉄格子に挟まってしまい、警察沙汰に。そんなある日、キム弁護士が、家出した父の遺書をボッキュに手渡す。父の住んでいた13坪のマンションをボッキュに遺し、30歳になったら2つ目の遺言状が公開されるという話だ。貧しいながらも平穏だったボッキュの生活に突然、父親の存在が影を落とし・・・

ソリンに励まされ、ボッキュは父の遺産である「プンニョンマンション」201号室に引っ越す。この古ぼけたアパートの住人たちは、ボッキュを避けようとしているようだ。しかし、202号室の住人テチョンがこっそりボッキュに話しかけてくる。「君の父親は、自殺ではなく殺されたのではという噂がある」と。怪しい「解決屋」の仕事をしているテチョンの言葉にもかかわらず、ボッキュは目撃者である301号室のチェさんの病院を訪ねると・・・

テチョンの車のサイドミラーを壊してしまったボッキュは、テチョンの怒りを買ってしまう。何とか証拠を消そうとするボッキュだが、それがさらに大騒ぎを起こしてしまう。大迷惑を被った102号の兄弟に、ボッキュは再び謝罪文と現金300万ウォンの入った封筒を玄関に差し込む。色々な出来事から急速に進展したボッキュとソリン。ボッキュは自身を放送局のプロデューサーと偽って、ソリンの姉にもあいさつするが・・・

ボッキュがいる撮影場を訪れたソリンは、ボッキュが本当は端役の俳優だという事実を知る。驚いたボッキュはその拍子に熱演し、ついにレギュラーの役を獲得することに。一方、「解決屋」テチョンは、持ち前の探偵根性で一連の事件の犯人がボッキュであることを突き止め、ボッキュを裏山に引っ張っていく。シャベルを渡され「深く穴を掘れ」と命令されたボッキュは縮み上がる。そんな時、301号室のチェさんが死んだという知らせが・・・

実は夜のオシゴトをしていたソリン。そうとは知らず大企業のファッションデザイナーだとばかり思い込んでいるボッキュから突然会社の前だという電話を受け取り驚き、ボッキュのいる場所にすっ飛んでいく。一方、ソリンを何とか自分のものにしようとしている歯科医のジョンホン。妻帯者にもかかわらず「Jホプキンス作戦」でソリンを狙う。一方、メジャは夫テチョンの浮気を疑う。悲しみの余り、初恋の相手ジョンソクに会いたいと連絡してしまい・・・

ソリンの店に現れた歯科医のジョンホンは、ボッキュに秘密にしてやると言って自分と一夜を過ごすことを強要する。一方、死んだ父と理事長が親しげに写っている写真を見つけたボッキュ。父の謎の死を突き止められるかもしれないと思い、本当のことを聞きかせてほしいと理事長に迫る。「解決屋」テチョンには怪しい依頼人の女が。夫の素行調査をしてほしいというのだが、その夫と自分の妻メジャが密会しているとは夢にも思わず・・・