父が人身事故を起こしてからというもの、紗枝は母と共に身を隠すように生きてきた。ある日、数年ぶりに交通刑務所から出所した父が家に帰ってくる。その姿を見た紗枝はやり場の無い怒りを覚えて家を飛び出す。田舎町を行き場もなく座り込んでいた時に出会ったユウと仲良くなった紗枝はユウの家に転がり込む。そんなある日、紗枝は父の起こした交通事故の被害者がユウの母である事に気づく・・・。