幕末のペリー来航の影響力により、海防の必要性を痛感した日本は、帝國海軍を設立。日清・日露戦争を通じて強化された帝國海軍は、やがて世界有数の大海軍に成長してゆく。かつて世界を圧した「大日本帝國海軍」の興亡を集大成!
日本の大陸進出に警戒感を強めるアメリカと日本の関係は悪化の一途をたどり、昭和16年真珠湾攻撃をきっかけに太平洋戦争が勃発、日本は相対することとなった。あざやかな大勝利の連続に、もはや帝國海軍に敵はないかのように見えた。
緒戦は勝利の連続で、世界最強とも言われた日本海軍だったが、ミッドウェーで大敗を喫し、やがて太平洋戦争の転換点となるガダルカナル島攻防戦に突入した。その攻防戦の中で山本五十六連合艦隊司令長官は戦死、戦局は日本不利に傾きつつあった。
ガダルカナル撤退以降、米軍の圧倒的な兵力の前に日本軍は徐々に追いつめられていった。帝國海軍は総力を挙げて出撃したマリアナ沖、レイテ沖の両海戦に敗れ、ついに戦艦大和の海上特攻・神風特攻を経て、終戦を迎えることとなった。