13世紀中ごろ、北条時宗は鎌倉幕府第5代執権・時頼の嫡男として生まれました。側室の子・時輔(ときすけ)が既に兄として誕生していましたが、正室の子が執権を継承します。やがて反北条の御家人たちは時輔を抱き込んで謀反の好機をうかがいます。時宗が苦悩と葛藤の中で、時輔を追放しようとしたやさき、蒙古(もうこ)から国書が届きます。前編は兄弟の確執を中心に、時宗が18歳で第8代執権となるまでを描きます。[TAIG](C)NHK
北条時宗は執権として2度の蒙古襲来に采配を振るいます。外敵の脅威以外に幕府内部の対立も深まっていました。時宗は自分の信じる国づくりを進め、執権の地位を盤石にしますが、夢半ばで倒れてしまいます。時宗は兄・時輔(ときすけ)と再会すると、まるで子供時代に返ったように兄に甘えて、そして、34年の短い生涯を閉じました。後編は時宗が2度の蒙古襲来に采配を振るい、最後に兄・時輔と再会するまでを描きます。[TAIG](C)NHK