1973年、ロンドンのハックニー区。仮採用の婦警ジェーン・テニスンは通勤中、バッグを奪われそうになっている女性を目撃。助けようとするも犯人は財布を盗んで逃走する。女性は大した額ではないからと被害届を出さずに去っていく。同じ頃、ある団地の地下駐車場で少女の絞殺死体が発見される。出勤したジェーンは聞き込み捜査に参加するよう上司のブラッドフィールド警部に命じられ、近隣の団地に赴くことに。
逃走したエディの行方は依然として分からなかった。また、ジュリー=アンが乗り込んだという赤のジャガーも見つからず、捜査は手詰まりとなっていた。そんな中、ジェーンとブラッドフィールドはジュリー=アンの両親に検死結果を報告する。父ジョージは死の2週間前に暴行を受けていた事実を知り、エディの仕業なのかと問う。ジョージがエディを知っていたことに引っかかるブラッドフィールドだったが…。
連行されたジョージは、5月1日と13日の行動を話し始める。1日は病院にジュリー=アンを迎えに行き、アパートに送った。そして13日は妻メアリーと共に会社の幹部主催の夕食会へ出かけたという。メアリーも事情聴取を受け、1日は慈善ゴルフ大会に参加し、姉の家に寄ってから帰宅。13日はジョージと夕食会へ出かけたと答える。ブラッドフィールドはジョージの取り調べを一旦中断し、銀行取引明細を入手する。
一斉摘発によってハックニー署に連行されたオズことテレンス・オダンシーは、弁護士を呼んで徹底抗戦の構えを見せる。ギブスの暴力が不安材料になると恐れたブラッドフィールドとハリス巡査部長は、追求をかわすため口裏を合わせることに決める。そんな中、運河でエディの水死体が見つかった。壊れた注射器を所持していて、頭部には傷があり、少なくとも24時間は水中に放置されていたようだった。
無線盗聴マニアのブレナンが、クリフォード・ベントリーと息子デヴィッドの通信を録音していた。それを署に持ち帰ったジェーンは、デヴィッドと兄ジョンがかつて強盗を企て、デヴィッドが逃走時に転落して脚を折ったことを知る。デヴィッドが松葉杖で歩いているのは、そのためだった。音声を聞いたブラッドフィールドは、ベントリー親子の動向を探ることを決める。
金庫室での大爆発を知ったデヴィッドはひとり家に逃げ帰る。母レニーはジョンとクリフォードの帰りを待つことに決め、デヴィッドは知人の店に身を隠す。爆発現場を訪れたエドワーズとアシュトンは、負傷したギブスと意識を失ったキャスを発見し、ジョンとブラッドフィールドの死体を見つける。そんな中クリフォードが帰宅し、レニーに「ジョンは警察が踏み込んできた時、逃げるように言った」とだけ答える。