ある晩、一郎の家におかしなハガキが届いた。それは山猫からの手紙で、明日ぜひ山猫に会いに山へ来て欲しいというものだった。翌朝、一郎が山奥へ入っていくと、にわかに明るくなり、そこに美しい黄金色の草地が広がって...。
町の楽団でセロを弾いているゴーシュは、仲間のなかで一番下手だと言われていた。ある晩、ゴーシュが夜遅くまでセロの練習をしていると、家のドアをノックする音が聞こえる。ドアを開けると、そこには大きな三毛猫がいて...。
自分のために囚われの身となった親友を救い出すため、必死に走るメロス。二人が互いに思いあう友情を描く。
大どろぼうのカンダタは、地獄に落ち、血の池でもがいていた。あるとき、カンダタは天上から銀色のくもの糸が、自分の上にたれてくるのを見つける。喜んだカンダタは、くもの糸をつかみ、上へ上へと上がり始めるが...。
中国・唐の都に住む杜子春はある日、夢でお告げを見る。そのお告げのとおりに穴を掘ると、そこから財宝が現れ...。試練を経て、杜子春が成長していく姿を描く。
父親の負担を軽くしてあげたいと、深夜ひそかに仕事を手伝うジュリオと、それを知らずに成績の下がった息子のことを心配する父親をめぐる、感動のアニメーション。