宇宙への旅

驚くべき科学的データや息をのむ映像が、マーズ･サイエンス･ラボラトリーの探査ローバー･キュリオシティや宇宙船から地球に届く。こうした最先端技術のほとんどは、先駆的エンジニアや宇宙飛行士が、危険を冒しながらも何十年にもわたって試行錯誤を繰り返した結果、もたらされたものである。初期の栄光と悲劇の数々が、遠い宇宙の謎の解明に、どのように生かされているのかを探る。

現在ＮＡＳＡが掲げているのは新しくも、おなじみの壮大な目標、人類を月、火星、小惑星、そして宇宙のはるか彼方へと人類を送ることである。そのために欠かせないのは、より推進力のあるロケットや革新的な着陸船などの新しいハードウェアである。バズ･オルドリン、ジム･ラベル、そしてＮＡＳＡの専門家と共に初期の宇宙探査を振り返りながら、アポロ計画における成功と失敗から学ぶ。過去の教訓は宇宙を目指す現代のエンジニアの指針になるだろう。

まるでＳＦのような火星への旅の実現に取り組んでいるＮＡＳＡ。 しかし大きな問題が１つ残っている。５億5000万キロにおよぶ火星への旅に、はたして人体は耐えられるのだろうか。宇宙のはるかかなたを目指す現代の宇宙飛行士たちが、最新の科学の下でどのような準備をしているのかを紹介する。エンジニアたちは最初の宇宙飛行士たちの経験に基づき、長期間にわたる宇宙旅行の最大の障壁である人体の問題を克服するための新たな技術開発に取り組んでいる。