小さなバイキングビッケ

フラーケ族というバイキングの族長・ハルバルの一人息子であるビッケは気が小さく、暴力嫌いな性格だった。ある日、ハルバルと「勝負に勝ったら、航海へ連れて行ってくれる」という約束をするビッケ。そして、ビッケは誰にも負けない知恵を使ってハルバルと対決するが…。

父・ハルバルとの勝負に勝ち、航海に連れて行ってもらえることになったビッケ。ところが、子供はバイキングにはなれないとフラーケ族のバイキングたちは猛反対。それでもあきらめないビッケは、持ち前の知恵を使って、どうにか海賊船に乗り込むことになる。そして、ビッケの大冒険が始まった。

思わぬ嵐にあい、流れ着いたビッケたちは、その土地の領主に一人残らず捕まってしまった。絶望感あふれる牢屋の中で、頭を使って全員で脱出する計画を立てるビッケ。果たして、無事に脱出することが出来るのか…!?

大海原を航海する船の上で、フラーケ族のバイキングである小さな青年・スノーレが虫歯になってしまった。彼があまりにも騒がしく痛がるので、夜も眠れないビッケたち。そんな時、ビッケたちは恐ろしいスベンというバイキングに見つかってしまい…。

さまざまな冒険をしていく中で宝物を手に入れたビッケたちは、大喜び。そこへ困ったことに、たちの悪いバイキングのスベンが、再びビッケたちを追いかけてきた！

長い大航海の末、ビッケたちは懐かしの故郷・フラーケ村まであと一息のところまでやってきた。ところが、帰路の途中には通行税がかかってしまう海峡を通らなくてはならなかった。せっかく集めた宝物を何とか取られてしまわないようにと、ビッケは思考をめぐらせて…。